田舎酷道・軽トラ配達ゲーム『Easy Delivery Co.』9月18日配信へ。“最低賃金未満”で働く猫、ガソリン代に苦しみながら荷物をお届け
Oro Interactiveは9月11日、配達ドライブゲーム『Easy Delivery Co.』を9月18日に配信すると発表した。

パブリッシャーのOro Interactiveは9月11日、インディー開発者のSam Cameron氏が手がける配達ドライブゲーム『Easy Delivery Co.』を9月18日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は1499円(税込)。リリース時には英語のみの対応となるが、早期に日本語対応する予定とのこと。
本作は、擬人化された猫のキャラクターとなり、軽トラに乗って配達仕事をこなすゲームだ。初代PlayStation時代を思わせるレトロな3Dグラフィックが採用されている。

『Easy Delivery Co.』の舞台となるのは、妙な悪天候に悩まされる寂れた土地だ。山の町、漁村、雪山の3つのエリアが存在し、プレイヤーは配達ドライバーとして雇われた猫となり、白い軽トラックを運転して仕事をこなす。配達の仕事が次々に寄せられるため、マップ画面で集荷場所と配達先、報酬金額などを確認して、任意の依頼を引き受けるのだ。
配達ではまずは集荷場所へ向かい、荷物を受け取ったら軽トラの荷台に乗せる。そして目的地まで運転し、指定の場所に荷物を下せば仕事完了だ。雪が吹雪くなどの悪天候により路面状況は良くなく、夜になると視界も悪くなっていく。事故を起こさないように気をつけて運転することになるだろう。


配達の報酬としては、“最低賃金にはまるで届かない”ほどのお金を得られる。軽トラはガソリンを消費するため、“あまりにも高すぎる”という給油が必要だ。また、町のショップではさまざまなアイテムが販売。たとえば、スノータイヤやチェーンで軽トラがスリップしないようにしたり、荷台の荷物をロープで固定したりできる。寒さを生き抜くためのアイテムや装備も入手できるそうだ。
このほか、町には“ミステリアス”な住民たちが暮らしており、彼らと交流する要素も存在。配達以外の仕事をもらえることもある。また本作には、本編とは別にローカルマルチプレイのレースモードも用意される。画面分割での最大4人プレイに対応し、やはり軽トラに乗って、厳しい路面状況のコースでレースをすることになるようだ。
本作は、『どうぶつの森』や極寒サバイバルゲーム『The Long Dark』から影響を受けて開発がスタートしたという。その後体験版が配信され、Steamのユーザーレビューにて本稿執筆時点で約1100件のうち97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。開発者のSam Cameron氏によると、当時弊誌をはじめとした国内メディアが取り上げ注目を集めたことから、本作の日本語対応を決めたそうだ。リリース時には間に合わないが、早期に対応する予定とのことである。
『Easy Delivery Co.』は、PC(Steam)向けに9月18日配信予定。また体験版は現在配信中だ。