
時間管理型マルチエンドRPG『存在/しない逐夢者:銀葱の森』Steamにて正式お披露目。カルト的人気を誇る『存在/しないあなた、と私』の続編
Nino Gamesは9月9日、時間や行動を管理しながら冒険するRPG『存在/しない逐夢者:銀葱の森』のSteamストアページを公開した。

パブリッシャーのNino Gamesは9月9日、時間や行動を管理しながら冒険するRPG『存在/しない逐夢者:銀葱の森』のSteamストアページを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストア表記によれば、ゲーム内の日本語表示に対応予定。
『存在/しない逐夢者:銀葱の森』は、マルチエンディングのパーティ制RPGだ。ゲーム内で日々のスケジュールを管理する時間管理の要素や、たくさんのテキストと選択肢によってシナリオが10以上のエンディングへと分岐するビジュアルノベルのような要素、そして属性や個性の異なるキャラクターたちの育成要素などが詰まっている。主人公は銀葱の森で目覚めた冒険者として、「逐夢者」の秘密を探し求め5人の個性溢れるキャラクターたちと旅に出る。

本作は、短編ビジュアルノベル作品『存在/しないあなた、と私』の正統続編となる。前作では、突如として部屋に現れた謎の少女リリスや、植物学者のシャトールー、音ゲーの達人にして無口な魔王であるナデシコらと関わりを深めていく中で、「個体」や「世界」「存在」といった形而上学的な問いに向き合うことになる。Steamでのレビュー評価は本稿執筆時点で1501件中96%がおすすめ票を投じる「圧倒的に好評」ステータスとなっており、その人気が窺える。多くの選択肢と分岐するシナリオ、ハイコントラストなイラストが目を引くアートスタイル、サイコロジカルホラーの雰囲気などが持ち味の作品であり、定価235円(1.99アメリカドル)というお手頃な価格からも好評を集めていた。

その続編となる『存在/しない逐夢者:銀葱の森』は開発中であることが明かされていたが、このたびSteamストアページが公開となった。本作では、前作でお馴染みのリリス、シャトールーに加え、滅びた国の姫カレン、前任魔王フーコ、哨兵グリーンが主人公とパーティを組むようだ。キャラクターそれぞれが異なる属性値と、独自のスキルモジュールを持っている。さまざまな危険が潜む銀葱の森では数十種類の敵と戦うことになるようで、バトルを切り抜けて各キャラクターの個性を伸ばし、エリート冒険者パーティを作り上げることが目標となる。前作とはかなり異なるゲームシステムとなりそうだが、世界観やキャラクターを共有する本作では、どのような新たな物語が描かれるのか注目が集まるところだ。
『存在/しない逐夢者:銀葱の森』はPC(Steam)向けに配信予定。
