
最大8人マルチ対応ペンギン橋づくりゲーム『LINK』正式発表。分裂した南極に橋を架けて再びひとつに、ただし橋が脆いと即崩壊
LEMORION氏は9月2日、バラバラになってしまった南極に橋を架けるゲーム『LINK』をSteam向けに正式発表した。本作は最大8人でのオンライン協力プレイに対応する。

インディー開発者のLEMORION氏は9月2日、橋づくりゲーム『LINK』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年内に配信予定。
本作は、バラバラになってしまった南極に橋を架けるゲームだ。ソロプレイおよび最大8人でのオンライン協力プレイに対応する。

『LINK』の舞台となる南極では、地球温暖化の影響で氷床がパキパキに分裂してしまった。そこでプレイヤーはかわいいペンギンとなり、バラバラになった南極をふたたびひとつにするため、橋を架けて“LINK”させることを目指す。なお、ペンギンは体の色と目のパターンをカスタマイズ可能だ。
ステージはプレイするたびにランダム生成され、一定期間内に、指定された場所まで橋を架けることが目標となる。橋を作るには木材が必要となり、周囲にある木を切り倒して調達する必要があるようだ。そうして入手した板を接着して橋桁とし、橋を作っていく。どの場所からどこへつないでいくのか、計画立てて進めていくことが重要とのこと。


本作は物理シミュレーションゲームの側面があり、雑に橋を建設すると、渡る際に重さで崩壊してしまうという。海に落ちたら即死だ。そのため、アイテムを手に入れて上手く補強しながら橋を作ることが求められる。公開されたスクリーンショットでは、ワイヤーで橋桁部分の板を吊ったり、棒を橋脚のようにして支えたりといった様子が確認できる。マルチプレイ時には、特に頑丈に作らないと不安だろう。
そうして橋が完成したら、重たい物資を持って対岸まで運ぶ。ペンギンだけでなく、物資の重量も考慮して橋を作ることが求められるわけだ。また、本作では時間の流れが表現され、夜になるとシャチなどに食われないように注意しなければならないという。
本作を手がけるLEMORION氏は、謎解きホラーゲーム『ペンギンホテル』シリーズや、『8番出口』風ゲーム『8ペン出口』、ホラーゲーム『デスバーガー』といった作品で知られる国内インディー開発者だ。本作『LINK』では、おなじみのペンギンをプレイヤーキャラクターに採用しつつ、デザインを少し変更。また過去作とは異なり、物語主導のゲームではないとのことである。
『LINK』は、PC(Steam)向けに2025年内に配信予定だ。
