ナマコ協力マルチRTS『NAMAKORIUM(ナマコリウム)』発表。最大4人マルチ対応・ナマコによる汚染海洋大掃除

Polyscapeは8月25日、協力マルチプレイRTS『NAMAKORIUM(ナマコリウム)』を発表。本作はナマコを指揮して汚染された海を綺麗にするゲームだ。最大4人でのオンライン協力プレイに対応する。

国内デベロッパーのPolyscapeは8月25日、協力マルチプレイRTS『NAMAKORIUM(ナマコリウム)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年1月に早期アクセス配信予定。

本作は、海の掃除屋とも呼ばれるナマコを指揮し、汚染された海を綺麗にする作品だ。かわいいビジュアルを採用しつつ、作中ではすでに人類の存在しないポストアポカリプスの世界観も見え隠れするという。

『NAMAKORIUM(ナマコリウム)』は、最大4人でのオンライン協力プレイに対応。フレンドマッチ、あるいは見知らぬ人と遊べるランダムマッチにてプレイする。本作のゲーム性は「段取り構築 × RTS」と表現されており、マップの構造からうまく段取りを構築して、複数のナマコを同時に操作することになるという。

本作にてプレイヤーは、人類が遺しコールドスリープから目を覚ましたナマコたちを指揮して、汚染された海を大掃除する。ステージは8種類収録される予定。ステージ内に存在する汚染箇所にナマコたちを送り込み、すべて除染することを目指すのだ。ただしナマコは食料を必要とし、食料が尽きるまでに掃除を完遂できるように段取りしないといけない。なお食料を含む素材は、プレイヤー間でやり取りできる模様である。

ナマコには、性質の異なる複数の種類が存在する。たとえば、石灰の収集が得意な貝ナマコ、鉄鉱石の採掘に長けた鉄ナマコ、高温あるいは低温を耐えられる炎ナマコや氷ナマコなどだ。ステージの環境にあわせて、それぞれの特性を活かすように役割分担させることになるだろう。

また除染中には、ナマコの成れの果ての姿である“オケガレ様”が襲来することがある。体内に汚染を溜め込む巨大なオケガレ様は、ナマコたちの食料を腐食させ、海をふたたび闇へと引きずり込もうとするため、仲間と協力して“合体ナマコキャノン”で撃退する必要があるという。以下のトレイラーにも映っている大砲のことのようだ。

そうして除染が進むとサンゴが芽吹き、海底に光が差し、海は少しずつ鮮やかな色を取り戻していく。同時に、さまざまな海洋生物が回遊し始めて鑑賞できる。そうした鑑賞生物は40種類以上収録されるそうだ。このほか、現時点で詳細は不明だが、本作には建物を建築する要素も存在するとのこと。収集した石灰や鉄鉱石などを素材として建築し、除染に役立てられるのかもしれない。

本作の開発元Polyscapeは、ローグライトアクションゲーム『MISTROGUE:ミスと生けるダンジョン』などで知られる国内IT企業だ。本作『NAMAKORIUM(ナマコリウム)』では、同作に続きSteam早期アクセス配信を利用し、ステージやバイオーム、鑑賞生物などを追加しながら開発を進めていく計画とのこと。正式リリースまでは半年以内、長くても1年以内になるとされている。

『NAMAKORIUM(ナマコリウム)』は、PC(Steam)向けに2026年1月に早期アクセス配信予定だ。価格は1500円(税込)の予定。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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