協力プレイ対応ローグライクアクション『Neon Abyss 2』大胆アッパー調整の大型アプデ配信。「賛否両論」を受けてテコ入れはかる

Veewo Gamesは8月19日、ローグライクアクションゲーム『Neon Abyss 2』に向けて大型アップデートを配信。アップデートでは「ブラックドッグパッチ」システムや武器バランスなど広範にわたって調整されている。

デベロッパーのVeewo Gamesは8月19日、ローグライクアクションゲーム『Neon Abyss 2』向けとして初となる大型アップデートを配信した。本作はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。

本作は、ソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応。プレイヤーは、複数の小部屋で構成されたランダム生成ダンジョンで敵と戦い、さらなる階層へと進むことを繰り返しながら、最後に待ち受けるボスを倒すことを目指す。

『Neon Abyss 2』には、銃タイプの遠距離武器と剣などの近接武器それぞれに多種多様な武器が収録され、ダンジョンの道中で強化したり、新たなものを入手して持ち替えたりできる。また、さまざまな効果を持つアイテムを入手できる機会もあり、アイテムのシナジーを高めることで、武器が強化される要素も存在。死ぬと最初からやり直しとなるが、プレイ状況に応じた恒久的なアンロック要素が用意されている。

本作は、PC(Steam)向けに今年7月17日に早期アクセス配信が開始。それから約1か月が経った今回、「Fire Support」と名付けられた大型アップデート第1弾が配信された。内容としては、「ブラックドッグパッチ」システムの導入、武器のバランス調整、新規アイテムの追加、一部ビジュアルの調整などとなっている。

追加要素となる「ブラックドッグパッチ」システムは、進化ポイントを使ってアンロックすると、ダンジョンへ向かう入り口にて利用可能となる。これは、特定のアイテムを装備した状態でゲームを開始できるシステムで、なかなかクリアできないプレイヤーの救済を目的に用意された。そのため、ダンジョンで死んだ次のプレイ時にのみ利用できる。

初期装備できるアイテムはさまざまあり、複数の種類を組み合わせたセットとして用意されている。ただし最初からすべてを利用できるわけではなく、まずはランダムに選ばれたアイテムセットでプレイし、ダンジョンをクリアできればそのセットがアンロックされる仕組み。以降は任意に選択できるようになる。

武器のバランス調整に関しては、かなり広範に実施された。武器の種類により、攻撃力や攻撃速度の向上、チャージ時間の短縮などのほか、武器の固有システムにかかわる部分の調整もおこなわれ、全体的にアッパー調整されている。また新規アイテムについても、攻撃速度や射程距離をアップさせるなど、武器強化につながる効果を持つものを中心に追加された。

これらの調整・追加はかなり大胆なものにも思えるが、プレイヤーからのフィードバックを反映したのだという。本作はSteamのユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約1300件のうち59%が好評とする「賛否両論」ステータス。不評レビューにおいては、前作『Neon Abyss』と比較して、武器の強さがインフレしていく爽快感が物足りないとする意見が目立つ。

そうした指摘を受けて、今回のアップデートにて対応がおこなわれたのだろう。追加アイテムについては、前作から復刻されたものも確認できる。このほかのアップデートの詳細はパッチノートを確認してほしい。

『Neon Abyss 2』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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