次世代オンラインチームPvPゲーム『Arkheron(アーケロン)』発表。ベテラン集う新鋭スタジオが手がける、新たな競争体験
DRIMAGEおよびDRIMAGE JAPANは8月8日、Bonfire Studiosが開発を手がけるチームベースPvPゲーム『Project Torch』の正式名称を『Arkheron(アーケロン)』であると発表した。

株式会社DRIMAGEおよびDRIMAGE JAPANは8月8日、Bonfire Studiosが開発を手がけるチームベースPvPゲーム『Project Torch』の正式名称を『Arkheron(アーケロン)』であると発表した。対応プラットフォームはPC。
『Arkheron(アーケロン)』は、オンラインチームベースのPvPゲームだ。ダークで現実を超えた次元を舞台に、プレイヤーの想像力と選択が試される戦略的な戦闘が楽しめる作品となっているという。同作はこれまで『Project Torch』という名称でその存在が明かされていたが、詳細情報の公開を前に正式タイトルを発表したかたちだ。来月に詳細な情報とゲームプレイ映像を初公開する予定で、今年末には、アジアのPCユーザーを対象としたフォーカスグループテスト(FGT)をはじめ、さまざまなプレイヤーテストを実施。ゲームの完成度を高めていく方針とのことだ。
開発を手がけるのは、アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くBonfire Studiosだ。Blizzard EntertainmentでCCOを務めていたロブ・パルド氏や、同じくBlizzard Entertainmentのアート・シネマティック部門で副社長を務めていたニック・カーペンター氏、 元Nexon America代表のキム・ミン氏らにより2016年に共同設立。『StarCraft』、『Overwatch』、『Diablo』など、世界的な大ヒット作に携わった開発者たちが多数所属しているという。

『Arkheron(アーケロン)』は同社のデビュー作で、豊富な開発経験と独創的なビジョンが込められたダイナミックなチームベースのPvPゲームとなっているそうだ。なお、同社は設立初期にRiot Gamesやベンチャーキャピタルから約2500万ドル(約40億円)の出資を受けており、今年1月には、当時正式タイトル発表前の『Arkheron(アーケロン)』の韓国と日本におけるパブリッシング契約をHYBE IM(現DRIMAGE)と締結(4Gamer)。人気作を手がけてきた開発者が立ち上げた新スタジオ・新規IPということもあってか、相当な期待を集めていることがうかがえる。
そして本作のパブリッシャーを務めるDRIMAGEは、韓国のエンターテイメント企業HYBEのゲーム部門「HYBE IM」として2022年4月に設立されたゲーム会社だ。HYBEにはBTS、SEVENTEEN、LE SSERAFIMなど、日本でも人気のK-POPアーティストらが所属しており、同社のゲーム部門としてこれまでにBTSを題材にしたパズルゲーム『BTS Island:インザソム』や、所属アーティストの楽曲を採用したリズムゲーム『Rhythm Hive』を展開している。

また、自社アーティストのゲームだけでなく、パブリッシャーとして『星になれ ヴェーダの騎士たち』『スキマで天下統一』を配信中であるほか、今後MMORPG『Architect: Land of Exiles』や2Dアニメーション風RPG『OZ Re:write』の展開も予定されている。なお、今年の7月にはHYBEのアーティストだけでなくオリジナルIPの発掘と創出にも力を入れていくという想いを込め、株式会社HYBE IMより「株式会社DRIMAGE(ドリムエイジ)」に社名を変更(関連記事)。ゲーム事業にさらに注力する同社が打ち出す今回の『Arkheron(アーケロン)』にも、期待が高まる。

詳細はまだ不明ながら、AAA級のマルチプレイ体験を提供すると謳う本作。現時点で判明しているのは「チームベースPvP」といった点のみで、いまだベールに包まれている。本作がいったいどのようなゲームとなっているのか、来月の情報公開をはじめ、続報に注目したい。 『Arkheron(アーケロン)』はPC向けに開発中。