事故物件監視カメラホラー『日本事故物件監視協会』発表。いわくつきの物件を深夜に見張るお仕事、時給2970円
Loxarcは7月25日、『日本事故物件監視協会 -Japan Stigmatized Property-』をSteam向けに発表。本作は事故物件をカメラで監視し、異常を見つけ報告する仕事をおこなうホラーゲームだ。

デベロッパーのLoxarcは7月25日、監視カメラホラーゲーム『日本事故物件監視協会 -Japan Stigmatized Property-』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。
本作は、日本事故物件監視協会なる団体の監視員となり、事故物件をカメラで監視する作品だ。何らかの異常が発生することがあり、それを発見し報告するお仕事である。

『日本事故物件監視協会 -Japan Stigmatized Property-』にてプレイヤーは監視員となり、日本国内に実在するという事故物件の監視をおこなう。事故物件とは、何らかの理由によりそこで人が死亡し、次の入居者に精神的な負担がかかるおそれのある、いわくつきの物件のこと。本作にて監視対象となる物件はあわせて4つあり、事故物件となった由来からか、異常が発生することがあるという。
事故物件の監視は、物件内に設置された監視カメラを用いておこなう。物件の屋内や屋外に複数の監視カメラが設置され、切り替えながら監視することになるようだ。また、通常の映像と暗視映像を切り替える機能も用意。プレイヤーは午前0時から5時まで監視をおこない、何か異常を発見したら報告する。ただし、報告漏れや報告ミスを繰り返すと業務失敗となってしまう。


異常はプレイするたびにランダムで発生し、難易度は「通常」と「特別手当付き」から選択可能。発生する可能性のある異常の例としては、家具の移動や物体の消失・出現、人影や霊体の侵入、照明の異常、オーブの浮遊、壁の血痕、映像のノイズといったものが示されている。想像を超える“何か”が発生することもあるとのこと。異常の種類によっては、先述した通常映像か暗視映像のいずれかでしか視認できないそうだ。
ちなみに本作の公式サイトは、「一般社団法人 日本事故物件監視協会」の公式サイトとして公開されている。もちろん架空の団体であるが、その業務内容や調査実績の詳細、さらに代表理事の田中正明なる人物の挨拶などが掲載。また、事故物件の現地調査員および夜間監視員の求人情報も掲載されており、どうやら本作にてプレイヤーがおこなう仕事は時給2970円のようだ。どことなく怪しげではあるが、一見するとゲームの公式サイトとは分からない作りになっており、求人の応募ボタンを押すとSteamのストアページが開く仕掛けになっている。
本作の開発元Loxarcは、Cygamesの元スタッフらによって設立された、東京に所在するゲーム開発会社だ。自社作品としては、これまでには『臓器ゲーム-MergePuzzle-』や『Hammer Frenzy』などカジュアルなゲームを中心に展開。一方で本作『日本事故物件監視協会 -Japan Stigmatized Property-』は、ゲームプレイ自体はシンプルではあるが、先述した公式サイトを通じた世界観構築を含め、従来とは毛色の異なる作品となる模様である。
『日本事故物件監視協会 -Japan Stigmatized Property-』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。