Ubisoft設立30周年を祝うイベントになぜかマリオやルイージの姿が。噂のラビッツとのSwitch向けコラボゲームを暗示か

Ubisoftは11月29日、同社の設立30周年を祝うフランス・パリでのイベントの模様を伝える動画を公開した。動画には華やかなイベントの様子や、同社CEO Yves Guillemot氏のコメントなどが収められているが、その中の一コマが同社の未発表タイトルを暗示しているのではないかと海外フォーラムNeoGAFなどで話題になっている。

Ubisoftは11月29日、同社の設立30周年を祝うフランス・パリでのイベントの模様を伝える動画を公開した。動画には華やかなイベントの様子や、同社CEO Yves Guillemot氏のコメントなどが収められているが、その中の一コマが同社の未発表タイトルを暗示しているのではないかと海外フォーラムNeoGAFなどで話題になっている。

この動画の23秒から25秒にかけて映し出されているのは、Ubisoftのマスコット的キャラクターであるラビッツ(Rabbids)のフィギュアが飾られた棚だ。さまざまに彩色されたラビッツが置かれているが、その棚の一番上には、なぜかラビッツの形をした長い耳を持つマリオとルイージ、そしてキノピオと見られる特別大きなフィギュアが飾られている。

ラビッツのゲームはこれまでいくつも発売されており、もちろん任天堂のコンソールや携帯ゲーム機向けにも発売されてきたが、マリオたちとのコラボレーションがおこなわれたことはない。そのため、これらのフィギュアは過去にプロモーションなどで使われていたものだとは考えにくい。それにもかかわらずUbisoftのプライベートなイベント会場に持ち込み、その様子を伝える公式動画にわざわざ収録したのはなぜだろうか。

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実はニュースサイトLetsPlayVideoGamesが11月18日、この両者を結びつける情報を報じていた。同サイトはUbisoftと任天堂に通じる二人の人物に確認した情報だとして、Ubisoftはラビッツとマリオがコラボレーションするターン制RPGを、Nintendo Switchのロンチタイトルとして開発中だと伝えている。正式なゲームタイトルはまだ確定していないが、仮題として『Mario RPG: Invasion of the Rabbids』と呼ばれているという。

同サイトによると、このゲームはマリオの世界にラビッツが侵攻してくる形になっており、クッパもラビッツ側のキャラクターとして繰り返し登場するという。そのほかにもヨッシーなどマリオシリーズのキャラクターが多数登場し、任天堂の監修のもと開発が進められているとしている。

002来年1月に海外で予定されているNintendo Switchのプレス向け体験会には、このゲームもプレイアブル出展される予定で、そのデモ版にはNintendo Switchを携帯型でプレイする場合のことを考慮して、バッテリーが少なくなった時にいつでも中断できるようクイックセーブ機能が備えられるという。またJoy-Conに内蔵された振動機能を利用して、ラビッツがプレイヤーの操作を邪魔してくるような要素が含まれていると報じている。

このニュースを報じたLetsPlayVideoGamesは独自の情報源を持つサイトとして知られているわけではない。ただし、このラビッツとマリオのコラボRPGタイトルについては、未発売ゲームの情報をまとめているUnseen64の運営スタッフLiam氏も耳にしているとツイートしており、『XCOM』のようなタクティカルRPGに近いジャンルだと言及している

いずれにせよ現時点では噂話であるとしか言いようがなく、その真偽は任天堂がNintendo Switchのゲームラインナップなどの詳細を発表する来年1月に判明するだろう。Polygonによると、1月13日にニューヨークでNintendo Switchの体験イベントが実施予定とのこと。そして、このコラボゲームがもし国内向けにも発売されるのであれば、同じく1月13日に東京ビッグサイトでの開催が予定されている「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」で披露されるかもしれない。

ちなみに動画の中では「サウスパーク」バージョンのラビッツも意味ありげに登場する
ちなみに動画の中では「サウスパーク」バージョンのラビッツも意味ありげに登場する
Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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