ダークファンタジー世界の夢と絶望を立体化、究極のTRPG型ボードフィギュアゲーム「Kingdom Death: Monster 1.5」に注目集まる
製作スタジオ「Kingdom Death」は、現在TRPG型ボードフィギュアゲーム「Kingdom Death: Monster 1.5」を開発中だ。同作は2013年にKickstarterキャンペーンを実施し数量限定で販売された「Kingdom Death: Monster」の拡張版。同作は公式ショップを含め現在ほぼ流通していない状態だが、今回あらたにクラウドファンディングを開始して、拡張版として「Monster 1.5」の発売を目指しているというわけだ。
製作スタジオ「Kingdom Death」は『Dark Souls』のボードゲームを手がけていることでも知られる。また前作「Monster」が一部ファンのあいだで高い評価を受けていたためか、今回の「Monster 1.5」はKickstarterキャンペーン開始から5日ほどで529万ドル以上(約5億6000万円以上)もの資金を集めている。すでにストレッチゴールもすべて突破してしまっており、資金を調達しやすいボードゲームジャンルにおいても驚異的なスピードだ。
「Kingdom Death: Monster」の特徴はまず豪華なフィギュアや見事なアートワークが施されたカードの数々だろう。奇妙で恐ろしい怪物たちが闊歩し、人類は生態系の底辺にあるというダークファンタジーな世界が見事に再現されている。前作の「Monster」では、17体のプラスチック製フィギュアキットに1000枚以上のゲームカード、また224ページのルールブックと86ページのイラストブックが収録されていた。「Monster 1.5」ではここに新たなエピローグやアート、武器などが追加されることになる。
また「Monster」はゲームプレイも壮大で、最大4人のプレイヤー(拡張で6人)が生存者たちを率いて25年(ゲーム内では25ランタン年とされる)にわたり居住地を構築していくことになる。また狩猟でモンスターを倒し、資源を集めて装備品を獲得し、最後の戦いに打ち勝たなければならない。ゲームはこの居住地の構築とモンスターとの戦いを中心に進んでいく。
なおKickstarterでは200ドル以上を支払うと「Kingdom Death: Monster 1.5」のコアゲームが手に入り、それ以下の場合は前作「Kigdom Death: Monster」のアップデートパックが提供されることになる。また順調に制作が進めば、コアゲーム部分の発売は2017年夏が予定されており、そのほかの拡張などは2020年の冬までにすべての配送を完了する予定とのこと。