大注目の千変万化ピクセル&工場自動化ゲーム『Sandustry』日本語対応でリリースへ。何でも壊せる惑星探索、ドット資源の“状態変化”も巧みに活かす
Hooded Horseは6月17日、Lantto Gamesが手がける『Sandustry』の販売元を担当すると発表。あわせて日本語表示に対応する旨も明かされた。

パブリッシャーのHooded Horseは6月17日、Lantto Gamesが手がける自動化工場建設ゲーム『Sandustry』の販売元を担当すると発表した。これに伴い、日本語を含む多言語対応が決定している。
本作は、広大な惑星で資源を採掘し、それを加工する工場の建設および自動化をおこなう2Dゲームだ。PC(Steam)向けに開発中で、配信時期は未定。

『Sandustry』の舞台となるのは、手つかずの巨大な惑星だ。プレイヤーは、サイドビューのオープンワールドで表現されたこの惑星を探索し、地中に眠る資源をもとに産業を興すことを目指す。地下を掘り進めて資源を探し、建設したリフトやベルトコンベアで資源を地上へと運び、混合や精錬などの加工をおこなうのだ。
地中には、砂粒や雪の結晶、種子、胞子、氷片などの資源があり、ドットで表現されている。それぞれの資源には異なる物理的・化学的な特性が存在し、周囲の環境の影響も受ける。たとえば、砂粒はサラサラと地形に沿って流れ、周囲の水を吸収。氷片は熱によって水に変わり、さらに高温になって沸騰すれば蒸気となって、やがて雨に変わって大地に降り注ぐ。こうした特性により、採掘中に思わぬ状況に陥ることもあるかもしれないが、上手く活用して工場の生産チェーンに組み込むことが重要になる。


また惑星の地中には、古代文明が残したとされる数々の秘密も眠っており、それらを探すことも大きな目標のひとつだ。ここでも資源の特性を活用することが求められ、たとえば分厚い氷の壁に行く手を阻まれたなら、近くにある溶岩が利用できるかもしれない。このほか、本作には技術ツリーが用意され、採掘用のツールや工場の設備などをアンロックしていくことができる。
本作は昨年1月に発表され、PC(itch.io)を通じてプロトタイプを配布しながら開発が進められてきた。そして今年1月には、PC(Steam)向けに体験版が配信。自動化工場の建設要素に、ドットで描かれた資源のリアルな表現を組み合わせたゲームプレイなどが人気となり、ユーザーレビューでは本稿執筆時点で約900件のうち97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。
そして今回、Hooded Horseが本作の販売元を担当することが発表され、同時に日本語対応も決定。同社は、『Against the Storm』や『Manor Lords』『Cataclismo』など多数の高評価作品を世に送り出しており、開発元Lantto Gamesにとってもお気に入りのパブリッシャーだったそうだ。そしてこの提携により、これまで時間を浪費していたさまざまな作業を任せ、ゲームの開発に100%集中できるようになったとコメントしている。
『Sandustry』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定で、「Coming soon」とだけ案内されている。また、体験版は現在配信中だ。