美麗ドット絵のんびり船釣りゲーム『Cast n Chill』大人気&高評価で会心の滑り出し。仕掛けが大事な本格釣りor放置でおまかせOKな、ゆる癒し体験

Wombat Brawlerは6月17日、放置対応釣りゲーム『Cast n Chill』を配信した。本作はさっそく多くのプレイヤーを集め好評を得ている。

デベロッパーのWombat Brawlerは6月17日、釣りゲーム『Cast n Chill』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく多くのプレイヤーを集め好評を得ている。

本作は、小さなボートに乗って川や湖などで魚釣りをする作品だ。放置ゲームとしてもプレイ可能。ゲーム内は日本語表示に対応している。

『Cast n Chill』は、ドット絵ビジュアルが採用されたサイドビューの2D釣りゲーム。それぞれ生息する魚の種類が異なる複数の釣りスポットが用意され、ボートに乗って釣りをする。魚は、実在の淡水魚・海水魚を中心に50種類が収録。釣りスポットでは時間経過が表現され、特に巨大でレア度の高い魚は特定の時間帯にしか出現しないという。

魚釣りの流れはというと、まずはボートに乗って任意のポイントまで移動し、釣り糸を垂らす。そして魚が食いついたら、釣り糸を巻き上げて釣り上げるのだ。その際には、魚が抵抗するのにあわせて糸を緩めるなど上手く調整しないと取り逃がしてしまう。釣った魚は船着場まで戻ると売却でき、同じ魚でも大きさの違いなどで価値は変わる。

なお、設定画面で放置モードを有効にすると、この一連の作業が自動でおこなわれ、気が向いた時に釣果と貯まったお金を確認するようなプレイが可能だ。本作のゲーム画面はウィンドウサイズを自由に調整できるため、PCのデスクトップ画面の隅に寄せるように配置して、ほかの作業をしながら楽しむこともできる。

船着場にはショップがあり、新たな装備などを購入できる。釣り竿や釣り針&ルアー、ボートなどの項目に分けてさまざまなアイテムが販売されており、たとえば釣り竿を変えると一定以上の重量の魚を釣れるようになる。釣り針&ルアーは、特定の種類の魚を狙うのに適したものが多数用意。ボートは、機動性など性能の異なるものが販売されている。このほか、許可証を購入すると新たな釣りスポットがアンロックされる。

またショップでは、保有する装備のアップグレードもおこなえる。たとえば釣り竿であれば、ロッドの強度を上げたり釣り糸の長さを伸ばしたりでき、大物を狙うためにはぜひ強化したい。ボートでは、釣った魚を保管する魚入れの容量を拡張可能。魚入れが一杯になると、船着場に戻り魚を売却して空にする必要があり、その手間を減らせるわけだ。

本作は、PC(Steam)向けに本日6月17日に配信開始。同時接続プレイヤー数を確認するとリリース直後からぐんぐん増加し、これまでのピーク時には約3600人を記録した(SteamDB)。なかなかの盛況ぶりである。本作は、以前配信された体験版が好評で、またSteamにて現在開催中の釣りをテーマにしたゲームのセール「釣りフェス」に参加しており、製品版リリースに際し多くの注目が集まったものと考えられる。

またSteamのユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約200件のうち96%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。レビューでは、のんびりリラックスした雰囲気を演出する、ドット絵で精緻に描かれた美しい風景や、穏やかなBGM・環境音が好評だ。魚釣りのゲームプレイ自体についても、大型の魚との駆け引きや釣り針&ルアーの選択要素など、意外に本格的との声が聞かれる。こうした評価は体験版の時点でも見られたが、製品版ではさらにブラッシュアップされているとするレビューも確認できる。


『Cast n Chill』は、PC(Steam)向けに配信中だ。リリース記念セールとして、7月1日までは20%オフの1360円(税込)にて購入可能となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 7286