乱れ盛り料理ローグライク『Omelet You Cook』100%好評のまま評判高まる。おバカに見えて戦略奥深い、本格デッキ構築“トッピングマシマシ”ゲーム
SchuBox Gamesは6月8日、デッキ構築ローグライク料理ゲーム『Omelet You Cook』を早期アクセス配信開始した。さっそくユーザーレビューが寄せられ、そのすべてが好評となっている。

SchuBox Gamesは6月8日、Dan Schumacher氏とHjalte Tagmose氏が手がける『Omelet You Cook』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作にはさっそくユーザーレビューが寄せられ、記事執筆時点でそのすべてが好評となっている。
『Omelet You Cook』は、デッキ構築型のローグライク料理ゲームだ。舞台は「Middlsville Cafeteria」という学校の食堂。プレイヤーは学食で働くシェフとなり、個性豊かな学生たちの要求に応えながらオムレツを作っていく。
本作におけるプレイヤーの勝利条件は「客の要求を超えるオムレツを作ること」。とはいえオムレツを作ると言っても、その操作は簡単。プレイヤーはオムレツに食材を乗せていくだけ。乗せる食材に応じて、オムレツのスコアが上がっていく。


そしてデッキ構築の要素として、食材には属性がついており、ある属性とシナジーを起こす食材が多く存在する。それだけならよくあるデッキ構築ゲームと言えるが、本作のユニークな点はやはりオムレツ。食材はオムレツの上でなければ機能せず、他の食材と接触することで初めて機能する食材もある。限られたスペースの中でどのように食材をやりくりしていくかが重要だ。中には強い効果を持つ代わりに皿の上を動き回る食材も存在。カオスなオムレツづくりを楽しむことができるだろう。
学生はそれぞれ要求スコアを提示してくるため、限られたターン数でそれを超えるオムレツを作れば、そのラウンドはプレイヤーの勝利となる。ローグライク要素として、各ラウンドの客は、ターン数の制限や食材のつまみ食いなど、ランダムで追加のお邪魔効果を発生させることも。一度でも失敗すると、最初のラウンドからやり直しとなる。
ちなみにゲームオーバー時には校長であるニワトリの「Clucker」がプレイヤーの作ったオムレツを批評。手厳しい言葉を浴びせかけてくるが、代わりに新しい食材を開放してくれる優しい面も見られる。

本作は記事執筆時点で58件のユーザーレビューが寄せられ、そのすべてが好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。母数は少ないながらも、着実に好評が集まっているわけだ。
本作は先述した通り、デッキ構築ゲームとしての食材同士のシナジーが見どころ。「ピーマンと肉系の食材は相性がいいため接触しているとスコア加算」や「ブロッコリーは野菜と相性がいいが肉とは相性が悪く、スコア減算」など、それぞれ一癖ありつつも、料理シムとして説得力のある効果を持っているのが魅力となっている。それらを駆使し、戦略を巡らせてオムレツを作っていく、デッキ構築と料理がうまく融合しているつくりが好評だ。アートスタイルを含めカオスさもありつつ、深みのあるゲームプレイから評価を受けている。
なお本作の早期アクセス配信期間はり、半年から1年間を予定しているという。現時点で4種類の難易度を備えつつ完全にプレイアブルな状態であり、今後はストーリーのトゥルーエンド追加のほか、さらなる難易度、エンドレスモードなどの実装を行う計画とのこと。なお、本作は6月14日にもアップデートが行われたばかりで、新たな客や食材などが追加されている。これからもこまめなアップデートが追加されていくようで、新展開にも期待できるだろう。
『Omelet You Cook』はPC(Steam)にて配信中。なお、現時点で日本語表記には対応していない。