半裸の実写ブリーフ男たちがあいまみえる格闘ゲーム『ブリーフカラテ』が日本から世界へ向けてSteamで配信開始、価格は無料
日本の同人ゲームクリエイターグループ「Henteko Dojin」は、格闘ゲーム『ブリーフカラテ(Brief Karate Foolish)』の配信をSteamにて開始した。価格は無料。本作は2003年ごろから発売されていた同人サークル「D.C.S.」による作品で、ブリーフを着た男たちが半裸で戦うケレン味たっぷりの内容となっている。
登場キャラクターは全9人。NEOGEOの帽子を被った小太りの「S.玉出(スーパーたまで)」や、ネコミミとカチューシャを装着した「ボンソワール・にゃ・ネコミミ」など、奇人変人が並ぶ。ただし内容自体は4ボタン式でコンボ要素が強くない王道的な格闘ゲーム。無駄にアニメーションが凝っており、さらに60fpsで動作するため、ビジュアルは脳裏に焼き付いて忘れられないほど滑らかだ。キーバインドには対応していないためプレイするにはコントローラーが必須だが、普段格闘ゲームをプレイしている人ならばすぐに手になじむ操作性だろう。
公式サイトにて開発陣は、ゲームのコンセプトについて「最近の対戦格闘ゲームに登場するキャラクターのコスチュームは段々と露出度が高くなっていっています。それならいっその事、ブリーフをコスチュームにしてしまえば良いと考え、このゲームを開発いたしました」と語っている。なぜかビキニ姿の美女たちが戦う2002年発売の実写格闘ゲーム『ビキニカラテ』の影響を受けたことはまず間違いないと思われる。
なお今回『ブリーフカラテ』を配信した「Henteko Dojin」は、日本の同人ゲームクリエイターたちによるグループ。代表の「ぱぃろ」氏がSteamで同人ゲームが受け入れられるかどうかを確かめるため設立されたもので、過去には『へべれけ! ~すすめ 赤軍少女旅団!~』と『桜の樹の下には』が配信されてきた。「ぱぃろ」氏が公開している「Steamで同人ゲームをリリースする ~パブリッシャーになって検証してみた~」では、Valveと接点が無い状態でどのように同人ゲームをSteamで配信したのか、また配信までどのような修正をゲームに加えたのかなど、興味深い知見が公開されている。