デッキ構築型バカラローグライク『戦国婆伽羅』発表。魑魅魍魎とバカラ勝負、手札が負けても“符”のシナジーでピンチを乗り切る
フライハイワークスは5月22日、『戦国婆伽羅』を発表した。2026年にSteam向けにリリース予定だ。本作はバカラとデッキ構築ローグライクを組み合わせた作品だ。

フライハイワークスは5月22日、Q-Cumber Factoryが手がけるデッキ構築型ローグライクカードバトルゲーム『戦国婆伽羅』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年配信予定。
本作は、トランプを使ったゲーム「バカラ」と、デッキ構築型カードバトルを組み合わせた作品だ。魑魅魍魎が現世に現れた世界観が採用されている。

『戦国婆伽羅』の世界では20XX年、現世と常世を隔てていた結界に突如として巨大な裂け目が現れ、妖怪や霊、鬼といった常世の住人たちが現世に溢れ出し、果てには神仏の化身といったモノたちまでもが出現。政府は軍を動かし鎮圧を図るが、通常の兵器や戦法は通用せず有効な手が打てずにいた。そんな中、古来より受け継がれる退魔神剣の使い手セツナが、事態の収拾を図るべく大御門と名付けられた結界の裂け目を目指す。
本作にてプレイヤーはセツナとなり、現れる魑魅魍魎の敵とカードバトルを繰り広げる。戦闘システムには、カジノの定番ゲームとしても知られる「バカラ」をベースにしたものが採用。プレイヤーと敵それぞれに2枚ずつ天符(トランプ)が配られ、数字の合計の下一桁で競い、プレイヤーのハンド(手役)が勝っていれば敵を攻撃でき、負けていれば敵が攻撃してくる仕組みだ。


道中では術符と呼ばれるスキルカードを入手でき、これが本作のデッキ構築要素となる。たとえば、自分が引いた天符の数字を操作したり、天符を交換したり、あるいは1ターンだけ攻撃回数を増やしたり、攻撃力をアップさせたり被ダメージを半減させたり、また勝利時に特定のステータスを強化したり、などの効果の術符が存在。もしハンドが負けていたとしても、術符の効果を上手く使うことでピンチを乗り切れるとのこと。
マップはプレイするたびに変化し(SEED値による再現は可能)、敵との戦闘以外にも、さまざまな選択肢が提示されるイベントや、アイテムを購入できるよろずやが出現することもあるという。アイテムには、持っているだけでさまざまな効果を得られる護符(レリック)や、使い捨てだが強力な効果を発揮する巻物(ポーション)などが存在。術符とのシナジーを発揮できる組み合わせもあり、上手く使いこなすことが勝利へのカギとなる。
本作の開発元Q-Cumber Factoryは、ダンジョン探索ローグライクゲーム『Alchemic Dungeons DX』や、横スクロール忍者アクションゲーム『Ninja Striker!』などを手がけてきた国内インディースタジオだ。これらの作品でフライハイワークスは販売元を務めており、今回ふたたびタッグを組むこととなった。
『戦国婆伽羅』は、PC(Steam)向けに2026年配信予定だ。