“不穏子供向け番組”ホラー『Amanda the Adventurer 3』発表、高評価シリーズがついに完結へ。現実侵食キッズアニメの、制作現場に乗り込む
DreadXPは4月26日、『Amanda the Adventurer 3』を発表した。子供向けアニメが収録されたVHSテープをめぐるホラーゲーム『Amanda the Adventurer』シリーズの最新作だ。

パブリッシャーのDreadXPは4月26日、MANGLEDmaw Gamesが手がけるホラーゲーム『Amanda the Adventurer 3』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年内に配信予定。
本作は、高い評価を得ている『Amanda the Adventurer』シリーズの最新作だ。本作にて一連の物語は完結を迎えるという。

『Amanda the Adventurer』シリーズでは、アマンダという名の少女が出演する、2000年代初頭の子供向けアニメが収録されたVHSテープをめぐる物語が描かれている。主人公のライリーは、相続した叔母の家の屋根裏部屋にてそのVHSテープを発見。映像内のアマンダらがライリーに直接話しかけているかのような、奇妙かつ狂気じみた展開をみせる。そして前作『Amanda the Adventurer 2』にてライリーは、テープの謎を調べるために町の市立図書館を訪れた。
本作『Amanda the Adventurer 3』では、前作にて命からがら市立図書館から脱出したライリーは、例のアニメ番組を制作したハーメルン社の施設へと向かう。すでに放棄された状態にある同施設には、数十年にわたって隠されてきた秘密が存在するという。プレイヤーは施設内を探索し、テープに秘められた手がかりをもとに、脱出ゲーム形式のパズルの数々に挑む。そして、ハーメルン社と番組に翻弄されたすべての人々の物語に終止符を打つことになるそうだ。


公開されたトレイラーでは、ハーメルン社の施設内の様子が映し出されており、オフィスや制作スタジオらしき場所、また謎の装置が並べられた部屋などが確認できる。ゲームプレイの詳細についてはまだ明かされていないが、開発元によるとシリーズ前2作の良いとこ取りをして、ファンにとっても新規プレイヤーにとってもワクワクする体験を作り上げるとのこと。
シリーズ1作目『Amanda the Adventurer』は2023年4月にリリースされ、Steamのユーザーレビューにて本稿執筆時点で約5200件のうち95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得するなど、非常に高く評価された。一方、昨年10月にリリースされた2作目『Amanda the Adventurer 2』では、約1000件のうち82%が好評とする「非常に好評」ステータス。依然として高評価ではあるものの、屋根裏部屋から図書館へとマップが広大になったことの弊害や、謎解き要素が難解すぎることなどが原因で、前作からやや評価を下げた格好だ。新作は、そうした経験を踏まえて制作されることになるのだろう。
『Amanda the Adventurer 3』は、PC(Steam)向けに2025年内に配信予定だ。