“圧倒的好評”ドワーフ生活シム『Dwarf Fortress』Steam版だけで売上100万本突破。アプデでどんどん拡張し続け、大台達成
Kitfox Gamesは4月16日、『Dwarf Fortress』のSteamでの売り上げが100万本を突破したと発表した。本作は、プレイするたびにランダム生成される広大な世界で、ドワーフたちの文明を築くシミュレーションゲームだ。

パブリッシャーのKitfox Gamesは4月16日、Bay 12 Gamesが手がけるドワーフ生活シミュレーションゲーム『Dwarf Fortress』のSteamでの売り上げが100万本を突破したと発表した。本作はPC(Steam/itch.io)向けに現在配信中。
本作は、プレイするたびにランダム生成される広大な世界で、ドワーフたちの文明を築くシミュレーションゲームだ。水や食料を確保してサバイバルをおこないながら、資源を集め拠点となる砦を建設する。鉱物などの資源は多数の種類が存在し、数百種類の動物やモンスターも登場。また狩りや農業、ほかの文明との交易、経済の構築、楽器やダンスの練習など、幅広い要素を楽しめる。
『Dwarf Fortress』は、フリーウェアのオリジナル版が2006年から提供されており、そのゲームプレイのコア要素はそのままにビジュアルやUIなどを刷新したバージョンが、2022年12月にPC(Steam/itch.io)向けにリリースされた。その新バージョンは、発売からわずか約1か月で売り上げ50万本に到達。そして、それから2年3か月ほど経った今回、Steam版のみで売り上げ100万本を突破したことが明らかになった。
本作では、リリース後もアップデート開発・配信が継続。これまでには、オリジナル版のビジュアルを再現するClassic Modeや、スキルや装備などを試す場として使えるArena Mode、そして砦の外の世界を冒険し、仲間を集めてモンスターと戦うAdventure Modeなどが追加された。ほかにも新規コンテンツの導入やゲームプレイの調整、バグ修正などが随時実施されている。
本作はSteamのユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約2万6300件のうち95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。開発元の精力的なサポートに加え、非常に高い評価を得ていることもあって着実に売り上げを伸ばし、Steam版だけで100万本を売り上げるに至ったのだろう。なお開発元は今後、他文明勢力による大規模包囲戦となるSiege要素の開発に取り組みつつ、バグ修正や改善も続けていくとのことだ。
『Dwarf Fortress』は、PC(Steam/itch.io)向けに配信中。フリーウェアのオリジナル版の提供および開発も継続されている。