人気ダンジョンPvPvE『Dark and Darker』になんとPvEモード実装。“闇討ち”警戒も不要、収集しまくりダンジョン攻略
IRONMACEは4月10日、『Dark and Darker』の早期アクセスシーズン6アップデートをリリース。同アップデートではPvEモードなどの実装がおこなわれた。

デベロッパーのIRONMACEは4月10日、『Dark and Darker』の早期アクセスシーズン6アップデートをリリースした。ダンジョン探索型PvPvEとして知られる本作だが、同アップデートではついにCo-opを主軸としたPvEのみの「アドベンチャーモード」が実装された。
『Dark and Darker』は、中世ファンタジーの世界観をもつPvPvE形式のマルチプレイ対戦ダンジョン探索ゲームだ。最大16人でのプレイに対応し、プレイヤーは最大3人のパーティーを組んでダンジョンに潜り、ほかのプレイヤーやモンスターと戦う。そしてマップを探索して宝を奪い、脱出ポータルを探してダンジョンから離脱するのだ。一方で死ぬとすべての保有アイテムを失ってしまう。
プレイヤーキャラクターには、ファイターやレンジャー、ウィザード、バーバリアンなど複数のクラスが用意され、それぞれに特色あるPerkやスキルが設定。またマップも複数存在し、環境や構造が異なるだけでなく、プレイエリアが徐々に狭まるものもあれば、別のルールが設けられたものもある。
そんなPvPvE主軸だった本作に、待望のPvEモード「アドベンチャーモード」が実装された。PvPに気を取られずに、フレンドなどと協力しつつ、ダンジョン攻略に没頭できるだろう。また心置きなく探索ができるため、新たなクラスの練習としても活用できるかもしれない。
パッチノートによると、戦利品のドロップ、モンスターの難易度のバランスが全ゲームモードで調整されたとのことで、これまでとはひと味違うダンジョン探索を楽しめそうだ。加えて「戦利品を集める体験」に重点をおくためとして、シーズン6開幕から最初の2週間はトレードマーケットを閉鎖する旨が伝えられている。詳細はパッチノートを確認されたい。
敵プレイヤーという対人要素を気にせずにプレイできるPvEモードの実装は、これまで本作に食指の動かなかったプレイヤーを引き込む手がかりとなるだろう。Steamユーザーにおいては2021年から次第に遊ぶPvEタイトルの割合が増加している、というレポートも報告されており(関連記事)、結果的には“時流に乗った”アップデートと言えるかもしれない。

ちなみに本作を開発するIRONMACEは盗用疑惑によるネクソンとの裁判や、それによるストアページの閉鎖、復活などでも話題となった(関連記事)。IRONMACEがネクソンに対して約9億円を支払う判決が一審にて下されたものの、ネクソン側は控訴の構えを見せており、裁判はまだ終結していない(関連記事)。とはいえ『Dark and Darker』の動向としては、開発自体は好調な様子もうかがえる。今後の新展開にも期待できるだろう。