少年が降り立った未知の惑星は恐竜の楽園だった。PSVR専用タイトル『Robinson: The Journey』欧米で発売開始

Crytekは11月8日、PlayStation 4のPlayStation VR専用タイトル『Robinson: The Journey』を北米で発売しローンチトレーラーを公開した。(欧州では11月9日発売)。本作は同社が開発・提供するゲームエンジンCryENGINEを使用して開発されたSFアドベンチャーゲームだ。

Crytekは11月8日、PlayStation 4のPlayStation VR専用タイトル『Robinson: The Journey』を北米で発売しローンチトレーラーを公開した。(欧州では11月9日発売)。本作は同社が開発・提供するゲームエンジンCryENGINEを使用して開発されたSFアドベンチャーゲームだ。

本作の主人公は12歳の少年Robin。巨大宇宙船Esmeraldaが未知の惑星Tyson IIIに向かって墜落しようとしている際に、Robinはひとり脱出ポットに乗せられて同惑星へとなんとか着陸することに成功する。彼は墜落したEsmeraldaの乗組員の生き残りを捜すために、AIユニットHIGSとともにこの惑星を探索することになる。

本作はCrytek内で新作VRゲームの開発を検討をしていた際に出たさまざまなアイデアの中の一つで、「Back to Dinosaur Island」と呼ばれていたものをベースにして発展させたものだ。そのタイトルが示す通り、本作の舞台である惑星Tyson IIIはさまざまな恐竜が住む太古の地球のような世界だ。Crytekの歴史は、処女作であるFPSゲーム『Far Cry』の元になった恐竜ゲームデモ『X-Isle: Dinosaur Island』から始まっており、「Back to Dinosaur Island」はその原点に立ち返るという意味もあるようだ。

プレイヤーはRobinの視点で恐竜が闊歩する大自然の世界を冒険することになる。ゲーム中にはパズル要素もあり、時にはHIGSの視点から攻略しなければならない場面も存在する。また、探索の途中で恐竜の子供(RobinはLaikaと名付ける)になつかれて行動を共にすることになり、冒険を忘れてしばし戯れることもできる。かくれんぼなど、いくつかの遊びを楽しむことができるそうだ。

Crytekは本作について、激しい銃撃戦や素早い身のこなしといったスピード感ではなく、体験の深さに焦点を当てて制作したため、プレイヤーにはこの世界に触れることができる探索とパズルを楽しんでほしいとしている。

RobinはPlayStation Moveのような機械を使って物を持ち上げたりスキャンしたりできるが、本作はDUALSHOCK 4での操作にしか対応していない。PlayStation Moveでの操作についてCrytekは、のちに追加することができるか検討していると公式Twitterアカウントで回答している。

また、PlayStation 4 Proでプレイした場合にどのような恩恵があるかについては近く詳細を発表するとしているが、WccftechがおこなったCrytekのエグゼクティブディレクター/ゲームディレクターElijah Freeman氏へのインタビューによると、PlayStation 4 Proは本作のレンダリング解像度・SSDO/SSAOライティングエフェクト・描画距離・テクスチャフィルタリングの向上をもたらし、LOD(Level of Detail)のよりシームレスな生成も可能になるという。

なお、本作の国内発売について現時点では不明だが、ゲームはすでに日本語音声/字幕に対応しており計画はされているようだ。近いうちに正式発表があることを期待したい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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