“圧倒的に好評”工場自動化ゲーム『shapez 2』6月2日予定のアプデでは「工場丸ごと多層化」などが可能に。レールやベルト、パイプも上下に並べられる

tobspr Gamesは4月11日、『shapez 2』について大型アップデート「Dimension Update」を6月2日に配信すると発表。同アップデートでは、3Dプラットフォームの導入や、列車/レールのデザイン一新などが実施される。

デベロッパーのtobspr Gamesは4月11日、自動化工場建設ゲーム『shapez 2』向けとして初となる大型アップデート「Dimension Update」を、6月2日に配信すると発表した。本作は、PC(Steam)向けに現在早期アクセス配信中。

本作は、自動化工場建設ゲーム『shapez』の続編だ。前作は2Dだったが3Dグラフィックに刷新され、多層的な工場建設が可能になるなど、新たなメカニクスが導入。まだ早期アクセス配信中ながら、Steamユーザーレビューにて「圧倒的に好評」ステータスを獲得し、これまでに45万本以上を売り上げている。

『shapez 2』にてプレイヤーは、小惑星に工場を建設し、作業を自動化・効率化させながら、巨大な工場へと発展させていく。工場施設の建設にかかるコストは存在せず、資源も無制限に活用可能。その資源は幾何学図形として表現されていることが特徴で、工場に配置した各種施設を通じてそれをカットしたり回転させたり、あるいは加工した図形同士を重ねたり、特定の色に塗装したりして、目的の図形に仕上げて納品するのだ。

今回発表された大型アップデート「Dimension Update」では、まず3Dプラットフォームが導入される。3Dグラフィック化された本作では、工場設備の多層的な配置が可能となっているが、設備配置の土台となるプラットフォームにもそうした要素を取り入れるものだ。プラットフォームだけでなく、レールや宇宙ベルト、宇宙パイプも複数の階層にわたって設置でき、より効率的な工場建設が可能になるとのこと。あわせて、新たな形状のプラットフォームの追加もおこなわれる。

列車関連においては、列車とレールのデザインが一新されるほか、いくつかの新要素も導入予定。荷降ろしや積み込みをすることなく、図形や液剤をほぼ瞬時に積み替えできる転送ステーションや、列車の動作をカスタマイズできるクイック停車場および待機停車場などが追加される。クイック停車場ではすぐに荷物を積み降ろしできる場合にのみ列車が停止し、待機停車場では列車が最大30秒間待機する。また、列車のアンローダーがどのレイヤーを荷降ろしするかを設定できるようになり、これはクイック停車場・待機停車場でも機能するそうだ。

また、ベルトランチャー・液剤ランチャー・ワイヤートランスミッターの範囲が可変になり、レイアウトをさらに高密度化させられるようになるほか、宇宙ベルトのスループット400%増加、1つの出力を優先し出力が停止した場合にのみ反対側に出力するオーバーフロー分配機の追加、地図上での図形検索機能の追加、UIの改善なども実施される。

なお、同アップデートでのバージョンと現在のバージョンでは、セーブデータの互換性が完全ではないとのこと。アップデートでの数多くの変更により問題が発生する可能性があるため、開発元は新規ゲームとして開始することを強く勧めるとしている。

『shapez 2』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。そして大型アップデート「Dimension Update」は6月2日配信予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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