高評価ローグライトACT『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』開発元、「5月に値上げする」と発表。でもその前にセール予定とも発表
Evil Empireは4月3日、ローグライトアクションゲーム『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』の販売価格について、海外時間5月22日に値上げすると発表した。

デベロッパーのEvil Empireは4月3日、ローグライトアクションゲーム『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』の販売価格について、海外時間5月22日に値上げすると発表した。また、大型アップデートも配信開始している。本作はPC(Steam)向けに現在早期アクセス配信中。
本作は、Ubisoftの『プリンス オブ ペルシャ』シリーズの世界観をもとにしたローグライト2Dアクションゲームだ。王家の一員である主人公の王子となり、シャーマン魔術の闇に堕ちたフン族軍に立ち向かう。なお開発元Evil Empireは、『Dead Cells』の正式リリース後の追加コンテンツ開発を担当したスタジオとして知られる。

『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』は、現在19.99ドル/ユーロで販売されているが、海外時間5月22日に24.99ドル/ユーロへと値上げすることが今回発表された。本作は、昨年5月に早期アクセス配信が開始され、この1年間に追加されてきたコンテンツを反映した価格改定とのこと。なお、日本円では現在2780円で販売されており、5ドルの値上げとなると、改定後は3500円前後になるかもしれない。
本作に向けては、これまでに7回の大型アップデートが配信。ステージや敵キャラクター、武器などさまざまなコンテンツが追加され、また日本語表示にも対応した。早期アクセスらしく、プレイヤーからのフィードバックをもとにした改善も数多く実施されており、たとえば道中で獲得できる強化アイテムの装備に関わる仕組みは何度も調整され、当初から大きく変わっている。全体的なビジュアルの刷新もおこなわれた。
本作の価格引き上げ方針はリリース前から予告されており、もともと今年1月に実施される予定だったが延期。そして今回、最新大型アップデートの配信開始にあわせて、正式に発表された格好だ。
今回配信された大型アップデート「The Unleashed Army」では、主に敵のバリエーション追加と、難易度調整システムの拡充がおこなわれた。まず敵に関しては、エリートタイプのキャラクターが6種類追加。見た目はやや巨大化した既存の敵ながら、攻撃力と体力が強化され、さらに種類により固有アビリティを持つ。たとえば、周囲の敵にバリアを張ったり、常に煙幕を焚いたり、あるいはプレイヤーからお金を盗んで強くなったりする。
難易度調整システムは覚醒の儀式と呼ばれており、さまざまなデバフ効果を付加する代わりに、武器などのアンロックに必要な資源の獲得量が増えるというもの。現時点でのラスボスを倒すと、特定のデバフ効果を石板として入手でき、拠点にて取捨選択できる。従来は、その石板をスロットに割り当てて発動させる形式だったが、今回スロットが撤廃されいくらでも付け外しが可能とされた。また、新たな石板の追加や、既存の石板のバランス調整などもおこなわれている。
このほか、CPUやRAMの使用に関わる最適化なども実施され、ゲーム動作のパフォーマンスが改善された。アップデートの詳細はパッチノートを確認してほしい。
『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。そして海外時間5月22日に値上げ予定となっている。ちなみに開発元によると、その前にセールを実施するとのことである。