『Overwatch』新キャラ「Sombra」の短編アニメーションをお披露目。長期におよぶARGに終幕
日本時間の11月5日午前3時に幕を開けたBlizzard Entertainment(以下、Blizzard)によるファンイベントBlizzCon 2016。オープニングセレモニーにて満を持して『Overwatch』の新キャラクターとなるソンブラの短編アニメーションが公開された。
リーパーやウィドウメイカーが属するTalonと共に活動しているが、彼らとともにVolskaya Industriesに侵入する彼女には、組織とは異なる別の目的があるようだ。
新たにお披露目されたソンブラは7体目のオフェンスキャラクターである。メイン武器はマシンピストル。短距離戦に向いており、HPは200。アビリティの「Hack」は一時的に相手チームのキャラクターにアビリティを使えなくさせる。トールビョーンのタレットを無効化することも可能。救急パックに使用すれば相手チームが使えないようロックできる上に、味方が使ったあとの救急パックのリスポン速度を上げてくれる。
「Thermoptic Camo」はカモフラージュ能力であり、一定時間だけソンブラを「完全」に透明のクローク状態にする。カモフラージュ中は移動速度が大きく向上するが、ソンブラが敵に攻撃する、またはダメージを受けることでカモフラージュは解除される。「Translocator」アビリティは使用することで特殊ビーコンを投げ、ソンブラはビーコンが設置された位置にいつでも戻ることができる。
そしてアルティメットアビリティとなるのが「EMP」。影響範囲の広いEMP弾を投げつけ、相手チームのバリアとシールドを破壊する。また「Hack」アビリティのように影響を受けた相手キャラクターは一定時間アビリティを使用できなくなる。その他、パッシブ能力としてHPの残りが半分を切った相手キャラクターは壁越しに姿を見ることが可能。かなり多様なアビリティを有しており、現状のメタゲームにかなりの影響を与えそうだ。彼女のアビリティおよびバックグラウンドについてはすでに公式ページにて詳細を確認できる。
話題の中心となったのはソンブラの紹介であったが、新ゲームモードについても新しい情報が得られた。現在はウィークリーで変更されるゲームモードが用意されているが、今後はより長期的な視野を持った「アーケードモード」が追加される。「アーケードモード」にはリスポンなしの3v3「Elimination」マッチ、ヒーローがランダムで選択される1v1「Mystery Duel」、ヒーロー重複OKの「No Limit」、いままでの「Weekly Brawl」を集めた「All Brawls!」などが予定されている。「All Brawls!」には「イリオス」マップの井戸エリア限定で「ルシオ対ロードホッグ」の落とし合いも追加されるとのこと。新モードにはプレイヤーが集まりにくいことが問題であったが、プレイヤーのモチベーションを保つため、「アーケードモード」では一定回数マッチに勝利するだけでルートボックスをもらえる仕様が導入される。
ソンブラ、アーケードモード、そして南極を舞台としたアーケードモード用の新マップ「Echo Point: Antarctica」は近日中にパブリックテスト(PTR)が開始される予定となっている。まだ詳細が明かされていないコントロール・ルールの新マップ「オアシス」については12月にパブリックテストを予定している。なお「オアシス」には90年代FPSを彷彿とさせるハイジャンプ用のジャンプパッドが設置される。