世知辛スーパーヒーローなりきりゲーム『Superhero Simulator』発表。街を守るだけじゃ食べていけないヒーロー、お金のために日々働く

mightyraccoon! Studiosは3月18日、オープンワールド・アクションゲーム『Superhero Simulator』を発表した。本作はスーパーヒーローとなって街を悪から守るのだが、普段の生活で食い扶持を稼ぐアクションゲームだ。

デベロッパーのmightyraccoon! Studiosは3月18日、オープンワールド・アクションゲーム『Superhero Simulator』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、配信時期は未定。早期アクセス配信を通じて開発が進められるようだ。

本作は、スーパーヒーローとなって街を悪から守るアクションゲームだ。一方でスーパーヒーローにも普段の生活があり、生活費を稼ぐために働くことにもなる。

『Superhero Simulator』では、高層ビルが建ち並ぶオープンワールドの都市を舞台に、プレイヤーはスーパーヒーローとなる。街をパトロールするなかではさまざまな事件に遭遇し、犯罪者と戦って強盗を阻止したり、市民を救助したり、あるいは強力なヴィランに立ち向かったりして街を守るのだ。街には犯罪率のステータスがあり、それを一定以下に保つことが求められる模様である。

スーパーヒーローのキャラクターの見た目や衣装はカスタマイズ可能。また、英雄的な行動をするたびに新たな能力がアンロックされていくという。公開されたトレイラーでは、高速で走ったり空を飛んだり、あるいは空から一気に着地して周囲を吹き飛ばす技などが確認できる。こうしたスーパーヒーローらしいアクションを習得できるのかもしれない。

一方、スーパーヒーローにも日々の生活があり、生きるためには仕事をしなくてはならない。残念ながら、ヒーロー活動では生活費は稼げないのだ。そこで、タクシー運転手としてお客を運んだり、ファストフード店でハンバーガーを作ったりなどして働くことになる。稼いだお金は食事の購入のほか、装備のアップグレードにも使えるとのこと。このほか、主人公には健康・衛生・精神状態・尊敬度のステータスがあり、これらを管理するようヒーロー活動と日常の苦労のバランスを取ることが求められるそうだ。

早期アクセス配信開始時点では、基本的なゲームメカニクスやコンテンツは収録された状態にある予定。それから6か月ほどかけてさらに開発を進めるなかでは、ストーリーミッションやサイドクエストの拡充、スーパーヒーロー能力の追加、NPCの挙動の多様化、破壊可能環境の追加、評判システムの導入、敵AIの改善などが計画されている。

本作の開発元mightyraccoon! Studiosは、トルコ・イスタンブール在住のクリエイターSaruhan Saral氏のスタジオだ。同氏は、約264万人のチャンネル登録者を持つYouTuberで、アメコミ作品などのファンCGアニメなどを制作している。そうした活動の傍ら、昨年9月にmightyraccoon! Studiosの設立を発表し、本作の開発過程が伝えられてきた。

『Superhero Simulator』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに開発中。早期アクセス配信の開始時期は未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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