沈没都市オープンワールドサバイバル『Undefined Survivors』Steamにて早期アクセス配信開始。マルチ対応、すべて海に沈んだ世界で遺跡と記憶を探し求める

株式会社Runpathは3月5日、『Undefined Survivors(アンディファインド サバイバーズ)』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Undefined Survivors』は、失われた記憶を取り戻すべく、沈んだ文明の遺跡が眠る海や島を探索するオープンワールドサバイバルゲームだ。本作はソロプレイのほか、最大4人までのマルチプレイにも対応している。
見知らぬ砂浜で目を覚ました主人公は、自分が記憶喪失であることに気づく。島や海には野生動物、嵐などの危険が数多く存在し、他に生存者は見当たらない。しかし海面には高層ビルの残骸が顔を出し、海底にはかつて人が住んでいたであろう街並みが存在する。そして周囲には危険なサメやクマなどの野生動物、嵐などの過酷な大自然の脅威があふれている。自分は何者で、世界はなぜこうなってしまったのか。本当の自分と世界の真実を探すために、主人公は旅をすることになる。

本作ではまず、生き残ることが重要。プレイヤーキャラのステータスには体力などのほかに、空腹度や喉の渇きなども存在する。空腹や喉の渇きによっても命を落とす危険があるため、食料や飲み水の確保が必要になるわけだ。ゲームを進めるなかでは、釣りや狩猟で集めた食材で料理することも可能になる。
また料理だけではなく、周囲の素材を集めて生活に役立つ道具や、生き抜くための武器をクラフトすることもできる。周囲の危険から身を守る、拠点の建築も可能だ。また水中銃や酸素ボンベなど高度な技術を要する道具を作成すれば、脅威を退けつつ、探索範囲をさらに広げることができる。
さらに探索の途中で新たなレシピを見つけることができるので、ゲームが進むとともに快適な生活が送れるようになっていく。そうして素材の収集とクラフトによって徐々に文明の沈んだ世界を探索していくのだ。また本作では主人公は海中を探索していく中で、沈んだ文明の街並みを見ると懐かしさを覚え、記憶が蘇っていくという。さまざまなことを思い出した先に何が待ち受けているのかという物語の展開も気になるところだ。
なお本作では、最大4人のプレイヤーと一緒に協力プレイをすることもできる。一緒に拠点建築をして生活を豊かにすることや、ひとりでは太刀打ちできない危険生物に挑むなどして、ともに目標を作ってプレイするのも良いかもしれない。また美しい砂浜で焚火を囲んでのんびりするといったこともでき、プレイヤーごとに自由な楽しみを見出せるだろう。

本作の開発元Runpathは東京都に所在するIT企業で、ゲーム開発をおこなうアミューズメント事業のほか、システム開発事業、地方創生事業など幅広く展開している。これまで、アクションゲーム『JUMP RABBIT』や、ゲームブック風RPGノベルゲーム『ある勇者の旅路』、ジーンズ加工ゲーム『ダメージジーンズ工房』などをスマートフォン向けに手がけていた。
本作はそんなRunpathのSteam向け初となるタイトルとして、3月5日に早期アクセス配信を開始した。現在の主なコンテンツは水中探索とサバイバルで、今後は新たなストーリーに加え、新たな生物、クラフトレシピ、アイテム、資材の拡充、さらにフィールドの拡張も計画しているという。正式リリースの正確な時期は伝えられないが、1年以上かかるだろうとしている。また正式リリース後は新たなコンテンツや機能の追加に伴い価格が引き上げられる予定だ。早期アクセス期間中は、プレイヤーからのフィードバックを参考に、バグの修正やゲームバランスの改善に向けたアップデートを予定している。
ちなみに、本作の早期アクセス開始を記念して実施された、VTuberたちによる実況プレイ配信では、本来危険な生物のクマが、まったく攻撃せず滑るように移動するバグが発見され、図らずも盛り上がりを見せていた。本作の公式Xアカウントも、クマのバグについて「直すか残すか、社内会議にかけさせていただきます」と反応するシュールな一幕も見られた。本作の魅力は美しく神秘的な海洋探索とサバイバルというゲームプレイながらも、早期アクセス配信期間ならではのハプニングも、単なるバグという存在以上に楽しまれているようだ。
『Undefined Survivors(アンディファインド サバイバーズ)』はPC(Steam)で早期アクセス配信中。価格は税込2980円となっている。