『トライブナイン』、なんと「最高レア」ガチャ排出率を0.6%から2%にアップ+今まで使った全ガチャ石返還へ。不評だったガチャ仕様にドデカい変更入れる
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アカツキゲームスは2月26日、運営中のアクションRPG『トライブナイン』において、ガチャ仕様を変更すると発表した。
『トライブナイン』は、理不尽都市アクションゲーム。対応プラットフォームはPC(Steam)/iOS/Androidで、基本プレイ料金は無料。『ダンガンロンパ』シリーズを手がけた小高和剛氏率いるトゥーキョーゲームスが原案・音楽・キャラクターデザインを担当しており、アカツキゲームスが企画・開発・運営を担当する。
本作にはシンクロと呼ばれるガチャが存在する。エニグマエンティティと呼ばれる石を使ってガチャを引くわけだ。このガチャではキャラと武器が入手可能。一方で、このガチャ仕様が厳しすぎるとの不評が集まっていた。
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というのも、最高レアである★3全体の提供割合は0.6%。ピックアップに至っては0.3%となっており、HoYoverseタイトル級の確率である。またリリース開始当初は道中で得られるガチャ石が少ない、あるいはベータ版から減ったともされており、この点もあわせて不評だったわけだ。
そうした声を受けて、ガチャ仕様が見直されるようだ。具体的には、★3の提供割合は0.6%から2%へと上昇。ピックアップの提供割合も0.3%から1.5%へと大きく上昇する。これまで5.1%だった★2提供割合は8%へと上昇している。
また驚きなのが、ガチャ石であるエニグマエンティティ、そしてシンクロメダルをすべて返還するという。イベントシンクロ、スタンダードシンクロ問わず、3月4日までにすべてのシンクロで使用されたエニグマエンティティとシンクロメダルが返還対象とのこと。メールによって返還される見込みだ。提供割合アップだけでなく、そもそもガチャ石自体を返還するという驚きの対応である。
くわえて、シンクロ80回目の「★3の獲得確定」までのシンクロカウント数はリセットされない。また★3がピックアップでなかった場合の「次回★3獲得時のピックアップ獲得保証」も継続するという。つまり、天井までの記録は保持したまま、石は返還されるというわけだ。
あわせて、天井に関する仕様も見直される。具体的には、80連で★3が確定排出で、★3のうち75%でピックアップコンテンツが出るという。さらに80連した場合は確定で★3ピックアップコンテンツが出るという点は変わらないとのこと。
そのほか、先日ゲーム内で得られるエニグマエンティティの数を増やすと告知していたが、同様にシンクロメダルについても増やしていくとのこと。アカツキゲームスは、今回の変更については信頼を損なう設計になっていたことをあげ、またわかりづらい表記で混乱を招いていたとしてお詫びするとしている。
ガチャまわりの仕様に大規模に手が入った『トライブナイン』。こうした施策はユーザーにどのように受け止められるのだろうか。ともかく、3月4日まではゲーム内のガチャ引きはかなりお得そうではある。『トライブナイン(TRIBE NINE)』はPC(Steam)/iOS/Android向けに配信中。