TGS開催直前の定例ミーティングでのやりとり。
「きれいなお姉さんの写真の記事書けばすごい人気出ますよ。」
「でもそれ、他誌がほとんど完璧にやってるしなあ……」
「じゃあイケメンを撮りましょう!」
「ならゆるキャラもかな。」
読者諸兄諸姉には投げやりな会話に感じられるかもしれないが、当事者らはいたって真剣である。フォトレポートはイベント取材において重要なコンテンツといえる。しかし、女性を撮るとなると話は別。みなさんご存知のとおり、ただそれだけを目的としている層も存在する、そこはいわば魔界である。恥ずかしながら弊誌執筆陣のなかにカメラに長けた者はいない。同じ土俵で戦ったら敗北は必至だ。
そうした発想により、それなりに真剣さをもって「イケメンとゆるキャラ探し」に挑んだ。ただ、人員としては安田と齋藤だけであったこと・会場が混みすぎていて撮り逃しが多発したこと・ほかの取材のため割ける時間に限界があったことなど、複数の理由によりその存在と魅力のごく一部しかお伝えできないことをあらかじめご承知おきいただきたい。
それではどうぞ。
いかがだっただろうか……などと切り出せないのが恥ずかしい。20枚たらずの写真を並べたところでギャラリーになりはしないのだ。あらためて並べたうえで記憶と照合してみると、やはり撮り逃しも相当多い。痛手である。しかも大半がイケメンという体たらく。会場にはまだまだ多くのゆるキャラがいた。
もし来年があるのならば、目標は「イケメン50枚・ゆるキャラ50枚、合計100枚」だ。乞うご期待。