『クレヨンしんちゃん「炭の町のシロ」』30万本突破。中華圏で売れ続け、累計出荷数を大きく伸ばす

ネオスは2月19日、『クレヨンしんちゃん「炭の町のシロ」』の全世界累計出荷数が30万本を突破したと発表した。本作は漫画・アニメ「クレヨンしんちゃん」をもとにしたアドベンチャーゲームだ。

ネオスは2月19日、『クレヨンしんちゃん「炭の町のシロ」』の全世界累計出荷数が30万本を突破したと発表した。本作は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに発売中。

本作は、漫画・アニメ「クレヨンしんちゃん」をもとにしたアドベンチャーゲームだ。主人公しんのすけは秋田を舞台に、村と不思議な炭の町の2つの世界を行き来する日々を過ごす。


『クレヨンしんちゃん「炭の町のシロ」』では、しんのすけをはじめとする野原一家は、父ひろしの故郷秋田への出張をきっかけに、古民家を借りての田舎暮らしをすることに。プレイヤーはしんのすけとなり、川で魚釣りをしたり、森で虫取りや山菜採りをしたり、あるいは庭の畑で野菜作りをしたり、住民たちと交流したりしながら、村での生活を送る。

またしんのすけは、あるきっかけにより炭の町を訪れることとなる。そこは昭和の時代で時が止まったような不思議な活気ある町。プレイヤーは、村で集めた食材で食堂の新メニュー開発を手伝ったり、娯楽施設のアトラクションを楽しんだり、また発明家のお姉さんに協力して不思議な機械を作ったりする。

そうしてプレイヤーは村と炭の町を行き来しながら、それぞれの住民たちと交流し、ミッションを達成させながら物語を進めていく。そのなかでは、炭の町にチラつく不穏な影も描かれることとなる。

本作は、Nintendo Switch向けに2024年2月に国内発売され、同年5月には韓国・香港・台湾・東南アジア向けのアジア版も発売。さらに10月には、Nintendo Switch向け欧米版に加え、PC(Steam)でのリリースも開始された。本作は、PC(Steam)版のユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約340件のうち95%が好評とする「非常に好評」ステータスとなるなど高評価を獲得。そしてこのたび、本作の全世界累計出荷数が30万本を突破したことが発表された。これは、パッケージ版出荷数とダウンロード版の販売数の合計である。

販売元のネオスによると、本作は発売から一定の期間が経過した現在も、特に中華圏において安定した販売が継続しており、累計出荷数の伸びを大きく牽引しているという。もともと原作「クレヨンしんちゃん」は中国などでも高い人気だとされているため、本作にも大きな注目が集まったのかもしれない。上述したPC(Steam)版のユーザーレビューでも、中国語でのレビュー投稿が全体の約7割を占めている。

なおネオスは、今後も本作のワールドワイドな展開を推進し、一層の販売拡大を目指すとのこと。その一環として、香港の任天堂公式直営店「Assemble | Nintendo Switch商品專門店」では2月18日から本作のPopUpイベントが実施。また、5月には北米向けのパッケージ版も発売予定だそうだ。

『クレヨンしんちゃん「炭の町のシロ」』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに発売中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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