中世ビールづくり修道院シム『Ale Abbey』2月19日にSteam早期アクセス開始へ。売れるビールを求めて修道院を大改造、領主にゴマすり荒稼ぎ
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パブリッシャーのShiro UnlimitedとデベロッパーのHammer & Ravensは2月11日、『Ale Abbey』の早期アクセス配信を2月18日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本では時差の関係で2月19日の配信となる見込み。
『Ale Abbey』は、ビール醸造所運営シミュレーションゲームだ。舞台となるのは中世後期のヨーロッパ。プレイヤーはビール醸造で一獲千金を狙う「修道院」を運営することになる。
本作にてプレイヤーは地上と地下の双方で修道院を拡張しつつ、ビール醸造所を運営。修道院の拡張においては食堂や居住のほか、醸造所やビールの低温貯蔵庫などさまざまな設備が用意されているそうだ。醸造や施設の拡張には修道士や信徒たちが関わり、彼らに効率よく指示を出すことも重要な要素となる。
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ビールのレシピづくりも可能で、Old AleやSour Aleといった20種類以上のビールのスタイルの中から選択することができるという。レシピや醸造の方法によってビールの特徴は異なり、ときには品質を取るか利益を取るかの二者択一を迫られる場面もあるようだ。このほか領主の顔色をうかがったり、近隣の修道院と親交を深めたりといった要素も用意。地域によってエールに好みの差があるほか、ときには襲い来る盗賊に対処する必要もあるなど、中世における商売シミュレーションゲームとしても楽しめるだろう。
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インディーゲームの情報サイトIndieDBのコミュニティ投票においては2024年のBest Upcoming部門の8位を獲得するなど、注目の集まる本作。同サイトにて2022年3月から毎週公開されている本作の開発者ブログでは、主に開発状況の進捗が報告されてきた。報告によるとゲーム部分の土台は完成に近づいているとのことで、直近ではUIの改善を重点的に行っているそうだ。
また、開発者ブログでは毎回のように醸造やアルコール飲料の歴史に関する細やかな知識が披露されている。開発を手がけるHammer & Ravensが拠点を置くのはエストニア。13世紀ごろから続くビール醸造の歴史を持つ国であり、開発者もアルコール飲料に関する知識には自信がある様子だ。『Ale Abbey』の実際のゲームプレイにおいても、リアリティのある醸造の描写やシステムにはかなり力を入れているようだ。
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『Ale Abbey』はPC(Steam)向けに2月19日から早期アクセス配信開始予定だ。