草刈り観察放置ゲーム『Ropuka’s Idle Island』癒しの“ながら見”ゲームとして人気ぐんぐん伸びる。せっせと草刈り、ときにはお昼寝するカエルの暮らしを眺める

Moczanは1月29日、草刈り放置ゲーム『Ropuka’s Idle Island』をSteam向けに配信した。本作はさっそく高い評価を獲得し、プレイヤー数を増やしている。

デベロッパーのMoczanは1月29日、草刈り放置ゲーム『Ropuka’s Idle Island』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく高い評価を獲得している。

本作は、小さな浮島でカエルが草刈りをする様子を眺める放置ゲームだ。その浮島自体がゲーム画面になっており、PCの画面の好きな場所に配置して、ほかの作業をしながら楽しむことができる。


『Ropuka’s Idle Island』は、草が生い茂る浮島を舞台とし、そこにはカエルを擬人化したRopukaという名のキャラクターが暮らしている。Ropukaは、刈り込みバサミを手に草を刈ったり、小さな家の前に置いた椅子で昼寝をしたりしており、プレイヤーはその様子を眺めながら獲得した資源を管理する。

本作では、Ropukaが刈り取って集めた草を資源とし、それを消費して各種ステータスを強化可能だ。Ropukaにはスタミナゲージがあり、草刈りをして疲れたら昼寝をする。そこで彼のスタミナや回復速度をアップさせると、より多くの時間を草刈りに費やせる。また、Ropukaには草刈りパワーのステータスも存在。パワーが高いほど、より少ない回数のハサミのアクションで草を刈り取れる仕組みである。

一方、浮島に生えている草自体にも強化できるステータスが存在する。草の品質を高めると、一度により多く収穫できるようになる。ただし同時に耐久性も増加するため、効率よく草を収穫するには、草刈りパワーとのバランスを考慮しないといけない。また品質を上げると、刈り取った後にまた生えてくるまでの時間も増加。こちらは、草の再生速度のステータスを強化して調整することになるだろう。

資源である草は、こうした各種ステータスの強化のほかに、トークンとの引き換えにも使える。トークンは、島にある草や家、椅子、柵、樹木、Ropukaの衣装など、見た目を変えるカスタマイズアイテムを入手するためのもの。任意のアイテムを購入できるほか、ランダムで入手できるくじを引く際にも使用可能だ。なおトークンは、一定の時間経過によっても入手できる。

本作は、PC(Steam)向けに先日1月29日に配信開始。本稿執筆時点で、ユーザーレビューでは約170件のうち98%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。この調子で投稿数が増えれば、「圧倒的に好評」ステータスも狙える高い好評率である。また同時接続プレイヤー数に目を向けてみると、リリース後から右肩上がりに増加しており、これまでのピーク時には約1600人に到達(SteamDB)。まだまだ伸びそうな雰囲気である。

レビューでは、主人公のRopukaが草刈りに勤しんだり、家に戻って昼寝をしたりといった姿がかわいい、癒されるとして好評だ。放置シミュレーションゲームとしては比較的シンプルな内容ではあるものの、PCでのほかの作業の合間に楽しむ作品ということもあってか、この点についての不満は少ない様子。なお、ゲーム画面である浮島の大きさや位置は自由に調整でき、PC画面の片隅に置いて“ながらプレイ”するのにちょうど良いとの声も多く聞かれる。

『Ropuka’s Idle Island』は、PC(Steam)向けに配信中。リリース記念セールとして、2月13日までは10%オフの423円(税込)で購入可能だ。

なお開発元によると、今後は本作のバグ修正やUIの改善、20種類以上の実績の追加などをおこなう予定とのこと。何らかの追加要素も計画されているようだ。また、本作は現在開発中のアドベンチャーゲーム『Ropuka』のスピンオフ作品であり、同作はPC(Steam)向けに2025年配信予定となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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