美麗ドット絵放置釣りゲーム『Cast n Chill』Steam向けに発表。愛犬と一緒にまったり船釣り、手動でも自動でも遊べる
インディーゲーム開発スタジオWombat Brawlerは2月3日、『Cast n Chill – Cozy Idle Fishing』(以下、Cast n Chill)を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年6月予定。Steamストアページ表記によると、日本語表示にも対応予定とのこと。
『Cast n Chill』は、湖や川、海で釣りを楽しむゲームだ。本作は、“放置型”の釣りゲームであるそうで、100種類以上もの魚を釣り上げることが目的となるようだ。そして、釣り上げた魚を売買して利益を得て、釣具などの装備をアップグレード。手に入れた新たな釣具を手に、また新たな魚を狙って釣りに行くことになる。
本作にはふたつのモードが用意されており、ひとつはパッシブモードだ。パッシブモードは、本作の放置型の釣りを楽しむモードで、水に糸を垂らすところから魚の釣り上げるまで、自動でおこなうようだ。サブモニターで『Cast n Chill』を立ち上げながらほかの作業をしたり、外出したり、別のことをした後にどんな魚が釣れているのか釣果を確認するといった楽しみ方となるそうだ。なお、本作はウインドウサイズの変更が可能であるそうで、モニターがひとつしかなくても放置釣りを楽しめるとのことである。
そして、本作に用意されているもうひとつのモードはアクティブモードだ。アクティブモードでは、キャスティングからランディングまで手動でおこなうモードとなるようで、パッシブモードと比べて早く釣りが進行する。またアクティブモードでは、食いついた魚とのファイトも、プレイヤー自身がおこなうことになるようだ。
『Cast n Chill』では、淡水魚、海水魚を含め、100種類以上の魚が登場するという。ニジマス、バス、パイクといった一般的な魚をはじめ、中には“伝説的”な魚種も存在しているとのこと。どんな魚が釣れるのかも楽しめそうだ。なお、魚にはそれぞれ普通・稀有・伝説的のレアリティが設定されており、釣った魚の最大サイズや生息地を図鑑で確認することが可能。各魚種で大物を釣り上げるというやりこみもできることだろう。
そして、釣った魚は売買して利益を得ることができる。得た利益は釣具の購入資金に充てられるようで、スクリーンショットによると竿をはじめ、リール、ルアー、帽子、ボートといった装備をアップグレードすることができる。一例として、ルアーの場合は最適な魚種が設定されている。そのため、使用する釣具次第で釣れる魚の種類が変わったり、放置釣りの釣果量が変わったりといった仕組みがあるのだろう。なお、スクリーンショットではイヌと思しきアイコンも確認できる。釣りのお供となる愛犬のアップグレード、あるいはカスタマイズもできるのかもしれない。
また、本作は湖と川、そして海で釣りが可能だ。釣りを始める際はどこで釣るのかを自由に選択できるようになっている。お気に入りの釣り場で糸を垂らしてリラックスするも良し、あるいは自分の装備を加味して効率的に釣るも良し。まだ見ぬ魚を求めてさまざまな釣り場を愛犬と共に巡るゲームになりそうだ。
本作を手がけるのはオーストラリアに拠点を置くWombat Brawler。モバイル向けゲーム『Ski Safari』シリーズを手がけたBrendan Watts氏と、Yak & Coにて『Agent A』などに携わったMark White氏が共同設立したスタジオだ。チームにはリモート体制で、ウクライナやブラジル、韓国のスタッフも参加しているとのこと。Wombat Brawlerとしては本作『Cast n Chill』のほか、『Crash Course Builder』を開発中。まずは同スタジオ初の作品として『Cast n Chill』が打ち出されるようだ。
『Cast n Chill』は2025年6月、PC(Steam)向けに発売予定。