蚊吸血シューティングゲーム『Camping Was Fun』無料公開。人肌に狙いを定めて突撃、命尽きる前に血を吸い尽くす
デベロッパーのPeche et Traditionsは1月31日、蚊シューティングゲーム『Camping Was Fun』をPC(itch.io)向けに無料公開した。
本作は、飛行する蚊を操作してキャンプ場に集う人間たちの血を吸う一人称視点シューティングゲームだ。昼、夕方、夜と計3つのステージが設けられており、それぞれに異なる難易度が楽しめる。
プレイヤーは時間ごとに減少する蚊のライフゲージが尽きてしまう前に、吸血で体力を補給しつつ各ステージに点在する人間全員から血を吸うことを目指す。一度血を吸われた人間はステージ上から姿を消すため、クリアに近づくほど回復スポットの数が限られてくる。野外だけでなく建物やテントの中にもいる各マップの人間の配置を頭に入れながら、適切なルートを模索していかなければならない。
血を吸うには、画面中央のスコープ状に表示された針を露出している人間たちの素肌に触れさせる必要がある。移動しながら直接タッチするか右クリックで突進することで、顔や腕、くるぶしといったむき出しの急所を狙い打つ。突進中は体力の減少が止まりスピードも加速するが、衣服や地面、建造物など人間の素肌以外にぶつかってしまうと即ゲームオーバーに。突進後は停止できずリスクが大きいものの、生き延びるためには身を挺して飛んでいく覚悟と決断力も求められそうだ。
また、プレイヤーの視界は対象に近づかないとピントがぼやけて見えづらい、虫のビジョンをイメージした独特のものになっている。人間の肌はサーモグラフィー風の表現で描かれているため遠くからでもある程度の位置は視認可能だが、ライフゲージの減少要素も相まって、時間に追われつつターゲット目がけて飛び続ける緊張感が味わえるだろう。
なお本作は、「You Are The Weapon(あなたは武器)」というテーマでゲーム制作に取り組むゲームジャム「Pirate Software – Game Jam 16」へ向け開発された。蚊アクションゲーム『蚊』や弾丸パズルシューティングゲーム『Children of the Sun』からインスピレーションを得ているとのこと。Peche et Traditionsはスイスを拠点とするゲーム開発者や3Dアーティストたちを中心とした総勢13名のグループで、そのうち3名のメンバーによって本作は手がけられている。
『Camping Was Fun』は、PC(itch.io)向けに無料公開中だ。