『ディノクライシス』『ディノクライシス2』PC新移植版、いきなり配信開始。調整・改善を多数実施してWindows 11/10環境向けに移植
カプコンは1月29日、サバイバルホラーゲーム『DINO CRISIS』および『DINO CRISIS 2』のPC版をGOG.comにて配信開始した。価格は各9.99ドル(約1600円)で、ゲーム内は日本語表示に対応する。
『DINO CRISIS』は1999年に、『DINO CRISIS 2』はその続編として2000年に発売された作品だ。今回のPC向け新移植版では、Windows 11/10環境への対応のほか、いくつかの調整も実施されている。
『DINO CRISIS(ディノクライシス)』シリーズは、恐竜の敵に立ち向かうサバイバルホラーゲームだ。第1作目は、とある孤島の軍事施設が舞台。死亡したはずの科学者が、軍事施設にてサードエナジーと呼ばれる完全なクリーンエネルギーの研究を再開しているとの報を受け、政府直属のスパイチームの一員である主人公がその科学者の奪還に向かう。
『DINO CRISIS 2(ディノクライシス2)』は、前作での奪還作戦の1年後の世界を舞台とする。サードエナジー炉の暴走によって研究開発都市が消失。政府は、研究成果とスタッフの保護のため救出作戦を発動し、都市が転移したと思われる時代に軍隊を送り込むこととなる。
両シリーズ作では、本来その時代にいるはずのない恐竜が登場し、銃などの装備を駆使して戦う世界観が特徴。続編においては、より爽快感をアップさせたゲームプレイが採用された。
今回配信されたPC向け新移植版は、Windows 11/10環境および現行各種コンソールのコントローラーでのプレイに対応。画面描画オプションの追加(ウィンドウモード、垂直同期コントロール、ガンマ補正、整数スケーリング、アンチエイリアシングほか)や、各種調整・改善も実施されている。また『DINO CRISIS』については、最大4Kレンダリング解像度への対応や、セーブ機能の改善などもおこなわれている。詳細は各ストアページを確認してほしい。
両作品を取り扱うGOG.comは、『ウィッチャー』シリーズや『サイバーパンク2077』の開発元CD PROJEKT REDの親会社CD PROJEKT Groupが運営するPCゲームストアだ。DRMフリーのクラシックゲームを数多く取り扱っていることで知られ、ゲームの保存活動にも積極的。昨年には『バイオハザード』シリーズ初期3作品のPC向け新移植版がリリースされ、GOG.comはその移植開発にも携わった(関連記事)。今回の『DINO CRISIS』シリーズも、そうした活動の一環として移植されたようだ。
『DINO CRISIS』のPC(GOG.com)版および『DINO CRISIS2』のPC(GOG.com)版は現在配信中。両作品のバンドル版も配信されており、こちらの価格は16.99ドル(約2600円)となっている。
また、『DINO CRISIS』はPS5/PS4向けにも現在配信中だ。