「アケアカ」など移植の名手ハムスター、「みなさまのゲームをぜひリリースさせてください」と権利保有者に呼びかけ。アーケードゲームでも家庭用ゲームでもOK

ゲームメーカーの株式会社ハムスターが公式サイトにて、ゲームの権利者に向け古い作品の移植を目的としてか、呼びかけをおこなっている。同ページは10月頃に公開されたものだが、ゲームブロガーの双葉ラー油氏によってにわかに注目が集まっているかたちだ。

ゲームメーカーの株式会社ハムスターが公式サイトにて、ゲームの権利保有者に対し「みなさまのゲームをぜひリリースさせてください」と呼びかけており、注目を集めているようだ。

同社は、東京都に所在する今年設立25周年を迎えた老舗ゲームメーカーだ。近年では、アーケードゲームの名作を復刻する「アーケードアーカイブス」シリーズや、「アケアカNEOGEO」シリーズを展開していることで知られる。

ハムスターは、今年8月26日の本社移転にあわせて公式ホームページをリニューアル。その後、「ゲームの権利をお持ちのみなさま」というページを公開した。Webアーカイブを確認すると10月頃に公開された模様であるが、これまで同社は特にアナウンスはせず。そして、ゲームブロガーの双葉ラー油氏が12月26日に同ページの存在を取り上げたことで、にわかに注目が集まることとなった。

「ゲームの権利をお持ちのみなさま」ページにて同社は、古き良きクラシックゲームを最新のゲーム機に移植しリリースする事業に取り組んでいると自社を紹介したうえで、「ゲームの権利をお持ちのみなさま、みなさまのゲームをぜひリリースさせてください」と呼びかけている。アーケードゲームだけでなく、家庭用ゲーム機向けのゲームでも構わないとのこと。

なおゲームの権利は、ハムスターにライセンスをするかたちでも、同社が買い取るかたちでも、どちらでも対応可能だそうだ。いずれにおいても、同社として多くの実績があるという。また、権利者からの要望を聞き、より良い提案をするとも案内されており、問い合わせ用のフォームが用意されている。

*ハムスターは12月26日、「アーケードアーカイブス」シリーズの最新作として『超時空要塞マクロス』をリリース。コンソール向けに初めて移植された。

特に古いゲームにおいては、当時人気のあった作品であってもメーカーが解散などすると、現在誰が権利者となっているのか第三者からは分からなくなるケースもあるとされる。ハムスターとしては、公式サイトの「ゲームの権利をお持ちのみなさま」ページを通じて情報を提供してもらう中で、そうした作品の移植にもつなげたい思いがあるのかもしれない。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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