都市伝説ホラー『アパシー 男子校であった怖い話』売れ行き好調との報告。原作者・飯島多紀哉氏は「すぐに次の話が決まった」とさらなるシリーズ展開を示唆

株式会社メビウスは12月19日、『アパシー 男子校であった怖い話』を発売。同作は『アパシー』シリーズの最新作として好調な売れ行きを記録したと伝えられている。またメビウスや原作者・飯島多紀哉氏によって、さらなるシリーズ展開も示唆されている。

株式会社メビウスは12月19日、ホラーアドベンチャーゲーム『アパシー 男子校であった怖い話』を発売した。対応プラットフォームはNintendo Switch。本作は売れ行き好調とのことで、早くも次なる作品の展開が決定したと伝えられている。

本作は、ゲームクリエイター飯島多紀哉氏が原作を務める『アパシー』シリーズの最新作だ。2010年発売の『男子校であった怖い話』のリブート版にあたり、オリジナル版からシナリオが大幅に追加。また、同じ世界観を持つ2022年発売の『アパシー 鳴神学園七不思議』との連動要素も用意されている。

『アパシー 男子校であった怖い話』の舞台となるのは、茨城県水戸市に位置する、創立100年を超える男子校の笹ヶ岡学園だ。いわゆる三流校として知られている一方で、第二次大戦中には日本陸軍の秘密施設があったと一部で噂されており、さらに学園の地下には日本陸軍が隠した埋蔵金が眠っているとの都市伝説もある。そして笹ヶ岡学園では行方不明者が後を絶たず、5年前にも歴史部の生徒4名が忽然と姿を消したという。

本作では、その歴史部の部長が書き残した「狭間の部屋 探索記録」というノートを偶然手に入れ、狭間の部屋の秘密を探るべく隠された学園の地下へと足を踏み入れた、3人の一年生の物語が描かれる。選択肢を選び物語を進めていくノベルゲーム形式のゲームプレイが採用され、プレイヤーの選択によって物語が多様に変化していくことが特徴のひとつとなっている。

なお、同じくNintendo Switch向けに発売中のシリーズ前作『アパシー 鳴神学園七不思議』のユーザーには、そのセーブデータを本作にデータコンバートすることで、より物語を深く楽しめる追加シナリオがアンロックされる仕組みも用意されている。

本作は、Nintendo Switch向けに先日12月19日に発売。ダウンロード版に加えパッケージ版も発売され、原作者の飯島多紀哉氏によると、売れ行きは好調で初回発注分はすでに売り切れ。すぐに追加注文が入ったとのこと。発売前日にメビウスは、購入特典がかなり品薄になっていると案内しており、予約販売時点からよく売れていたようである。

さらに飯島氏は本作の好調を受けて、「というわけで、すぐに次の話が決まりました。しかも2タイトル決まりそう」とコメント。早くも次回作の制作が決定しただけでなく、さらにその次の作品についても前向きに話が進んでいるようだ。ちなみに同氏は東京ゲームショウ2024のステージにて、『アパシー』シリーズについては評判が良ければ第3弾、第4弾も考えていると述べていた。

またメビウスは12月23日に、飯島氏と新規タイトルについて打ち合わせをしたとSNSに投稿しており、これが“次の話”のことだったのかもしれない。これを受けて飯島氏は、「多分狂気する」と反応している。同社は、「うまくいけば春くらいに発表できるかも」としており、続報に注目が集まる。

『アパシー 男子校であった怖い話』は、Nintendo Switch向けに発売中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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