ファンタジーRPG『AFK:ジャーニー』、Google PlayとApp StoreのGOTYに輝く。『ゼンゼロ』『鳴潮』を押さえる快挙

『AFK:ジャーニー』は数々のアワードにてモバイルゲームの部門などでノミネートされている。Google Playではベストゲームに選出。The Game Awards 2024ではベストモバイルゲームとしてノミネートされている。

Lilith Gamesが手がける『AFK:ジャーニー』が、Google PlayベストゲームとApp Store Awards 2024のベストゲームに輝いたようだ。モバイルゲームの権威ある賞で輝き、存在を見せている。

『AFK:ジャーニー』は、ファンタジーRPGだ。対応プラットフォームはPC/iOS/Android。基本プレイ無料で、アイテム課金形式が採用されている。同作の舞台は、さまざまな種族が魔法と共に生きるファンタジー世界。幻想大陸エスペリアにて、記憶を失った強力な魔法使いの主人公として、世界の問題を解決していく。

『AFK:ジャーニー』はファンタジーRPGとなっている。フィールドを移動して旅をする、ストーリーを進める、バトルをしていくといった基本システムは通常RPGと同じ流れ。一方で放置要素やオート要素による遊びやすさ設計が徹底されている。探索や育成を含めルーティングやファーミングといったやりこみ要素は据え置きに、それらの反復動作は簡略化されている。具体的には、放置によるアイテム取得、簡単やオートバトルなどが盛り込まれているわけだ。

Lilith Games は『AFK アリーナ』開発元でもある。同作は放置系RPGの先駆けのひとつとして大ヒットを記録しており、放置ゲームの指標ともいえる作品となった。『AFK アリーナ』は2Dベースであったが、『AFK:ジャーニー』は3Dとなっており、グラフィックもぐぐっとアップグレード。放置ゲームのトレンドを押さえた作品として仕上がっており、アジアだけでなく欧米で大きな成功をおさめているようだ(Sensor Tower)。

そうした人気もあってか、『AFK:ジャーニー』は数々のアワードにてモバイルゲームの部門などでノミネートされている。Google Playではベストゲームに選出。The Game Awards 2024ではベストモバイルゲームとしてノミネートされるなど、大きなアワードでも存在感を放っている。そしてAppleのApp Store Awards 2024のベストゲームに輝いた。これらの賞には『ゼンレスゾーンゼロ』や『鳴潮』といった人気ゲームもある中で、ベストゲームに輝いたという点は特筆すべきものがあるだろう。


『AFK:ジャーニー』は、ゲームデザイン・アート・デザインともに欧米も意識されており、欧米で成功しているのが好影響を及ぼしていそうだ。放置ゲームとしてのゲームデザインも洗練されており、サブゲームとしてコストは低め。そうした点が評価され、さまざまなアワードに選出されているのかもしれない。今年のゲームアワードにおける、隠れた注目作のひとつかもしれない。

なお、今回App Store Awards 2024のベストiPhoneゲームの受賞を記念し、英雄募集招待状×10、エピック英雄募集招待状×10、ピックアップ募集招待状×10、星のクリスタル×10が配布される。いわゆるガチャ券となっており、90日以内にログインし受け取っておくといいだろう。

AFK:ジャーニー』は、PC/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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