遺品整理・思い出振り返りゲーム『遺品』Steam向けに正式お披露目、12月16日配信へ。母なき実家で思い出に浸り未来へ進むノスタルジックアドベンチャー

無限オーリーゲームズは11月30日、『遺品』のSteamストアページを公開した。夫婦が遺品整理をする過程で思い出を回収していくビジュアルノベルだ。

デベロッパーの無限オーリーゲームズは11月30日、遺品整理をする夫婦を描いたビジュアルノベル『遺品』のSteamストアページを公開した。ストアページの表記によれば12月16日配信予定とのこと。

『遺品』は、ある夫婦が遺品整理をする過程で思い出を回収していくビジュアルノベルだ。妻である由美は、母が亡くなったため実家を売りに出す必要があり、夫の哲也と共に実家を訪れ遺品整理を始める。そこで哲也は古くて不思議なビデオカメラを発見。このビデオカメラは、由美が持つことで過去の実家の景色と当時の由美の両親、さらに子どもの頃の由美の姿を映し出すのだった。

本作には、カメラ映像を通じて遺品と思い出を回収していくアイテムコレクトの要素も含まれる。またストーリーが進むにつれて、不思議なカメラ自体の秘密も徐々に明らかになっていくという。トレイラー映像ではマフラーを懐かしむ由美の姿が確認できるほか、スクリーンショット画像にはピアノやカリンバなどの楽器も登場。

由美にとっての思い出のアイテムをきっかけにどのようなエピソードが語られるのか。遺品整理という一風変わったテーマを持つ本作が描く、過去・現在、そして未来に繋がる物語とはどのようなものか注目が集まるところだ。なおストアページの説明文冒頭には「※このゲームはホラーゲームではありません。」との注釈もあり、死について扱いながらも、落ち着いてプレイできるビジュアルノベルとなっている模様。さらにエンディングはメインが1つ、それ以外にも3種のおまけエンディングが用意されているそうだ。

本作を手がけるのは無限オーリーゲームズ。本作は今年3月、バンダイナムコエンターテインメントとバンダイナムコスタジオによる、インディーゲームクリエイターに向けたコンテスト「第2回GYAAR Studioインディーゲームコンテスト」において佳作を受賞している。そこからさらにブラッシュアップが進められてきたとみられ、Steam向けにリリースされる格好だ。

『遺品』は、PC(Steam)向けに12月16日配信予定。

Kei Aiuchi
Kei Aiuchi

RPG、パズル、謎解きアドベンチャー、放置系などを遊びます。比較的やりこみ型。特に好きなゲームは『ルーマニア#203』

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