“100万DL突破”の協力マルチシューター『アーケードゲドン』、来年基本プレイ無料化へ。買い切り型から約4年越しの方針転換
デベロッパーのIllFonicは11月13日、マルチプレイシューター『Arcadegeddon(アーケードゲドン)』について、2025年前半に基本プレイ無料化する方針を明らかにした。本作は、現在PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S向けに発売中。
本作は、地元のゲームセンターを正体不明の巨大企業から守るために戦うTPSだ。ソロプレイおよび最大4人でのオンラインマルチプレイに対応する。
『Arcadegeddon(アーケードゲドン)』の世界に残された最後のゲームセンターでは、オーナーが巨大企業に対する防衛策として、すべての名作アーケードゲームを接続してひとつのスーパーゲームを作成。しかし、そのゲームがハッキングされウイルスを仕掛けられてしまい、プレイヤーはそのゲーム内に飛び込んで“バグ”と戦うこととなる。
本作では、未来都市や南国の楽園、森の遺跡などさまざまな環境のステージがランダムで登場。プレイヤーは、多彩な属性を備えた銃などの武器を手に探索し、ミニゲームを遊んだり、隠れた宝箱を探したりしながら、現れる敵やボスと戦う。ゲームセンターにたむろしているギャングから請け負えるミッションをクリアすると、サージガントレットというアビリティがアンロックされ、敵を倒す助けとなる。また本作は、協力プレイでのPvEをベースとしつつ、PvP要素も用意されている。
本作は、PC(Epic Gamesストア)/PS5向けに2021年7月に早期アクセス配信が開始。それからさらに開発が進められるなかで、新たなキャラや武器、マップ、ボスなどのコンテンツが追加され、2022年7月に正式リリースを迎えた。その後、PC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S版もリリースされている。
そして今回、本作は2025年前半に基本プレイ無料化されることが明らかになった。一部海外メディアが報道し、これを本作の公式Xアカウントが引用して基本プレイ無料化する方針を公に認めている。現時点で基本プレイ無料化についての詳細は発表されておらず、既存ユーザーの扱いなどについては今後案内されるものと思われる。
本作は、正式リリースから約1か月で100万ダウンロードを突破。また、PS Plus加入者向けのフリープレイタイトルに選出され、評価もまずまず好評を得た。ただ、PC(Steam)版の同時接続プレイヤー数を確認してみると、ここ1年ほどは極めて低調。多くても50人程度で、一桁台という日も珍しくない(SteamDB)。こうした厳しい状況もあって、開発元は基本プレイ無料化へと舵を切る判断を下したのかもしれない。
『Arcadegeddon(アーケードゲドン)』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S向けに配信中。そして2025年前半に基本プレイ無料化される予定だ。