弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは11月7日、クリエイター渋谷啓氏による個人開発スタジオStudio Snowblindが手がける遠未来海中アクションアドベンチャーゲーム『グレイシャード』の体験版を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
本作は、6500万年後の地球を舞台にする、ソウルライクゲーム要素のある作品だ。本作の世界では、大氷河期が訪れ地球全体が凍結。生命は分厚い氷の下に残された海に活路を見出しており、海中でのゲームプレイが展開される。
『グレイシャード』の主人公は、高度な知性と特異な代謝を発展させ、氷下の海に適応した鳥類の末裔トゥアイだ。大氷河期の海中では、新たな生命の黄金時代を迎えており、トゥアイも数千万年に及ぶ繁栄を謳歌。そうしたなか永遠の冬に対する脅威が現れ、主人公はそれに立ち向かうこととなる。
本作にてプレイヤーはトゥアイ種の一羽であるグレイとなり、さまざまな海中生物と戦う。グレイはその両翼を使い、敵を切り裂く・突き刺すといった近距離攻撃や、羽根を弾丸のように飛ばす遠距離攻撃が可能。敵に近接攻撃を当てると熱エネルギーが蓄積され、強力なチャージ攻撃を発動できる。ほかにも、ガード不能の範囲攻撃を繰り出す結晶刃などのアビリティも備えている。海中での戦いにおいては、立体的な立ち回りが求められる。
グレイには、プイというコンパニオンキャラクターが存在。両者は共生関係にあり、グレイと共に戦ってくれるほか、頭部の発光器官で暗い場所を照らしてくれる。またプイに餌を与えると、その餌となった生物の能力を獲得可能。危険な生物が営みを続ける海の世界で生き残るには、プイとの連携を心がけることが大事になるそうだ。
このほか、グレイの拠点としてシーカーの隠れ家が用意される。ここでは体力を回復させる“治癒”の回数の補充や、冒険にて獲得した素材を食してのステータス向上、武器である翼の作成・強化、上述したプイの育成、目標達成で受け取れる報酬の受け取りなどをおこなえる。
今回配信された体験版は、東京ゲームショウ2024に出展されたものから、試遊でのフィードバックなどをもとにさらにブラッシュアップし、時間制限をなくした内容となる。本作の最序盤部分が収録され、コアゲームプレイである海中戦闘と、キャラクターの成長要素を体験可能だ。プレイヤーレベルはLv5まで上げることができる。またシーカーの隠れ家を訪れて、買い物やクラフトをおこなったり、大量のパッシブスキルをアンロックしたり、プイを育成したり、大貝に餌を与え見返りとして装備強化のための素材を得たりといったことも体験できる。クリア後には、ちょっとしたやり込み要素も用意されているとのこと。
『グレイシャード』は、PC(Steam)向けに2025年配信予定。そして体験版は現在配信中だ。なお、今回本作の公式Discordサーバーが開設されており、今後の開発の参考にするため、体験版のフィードバックを寄せてほしいと呼びかけられている。