ゲームエンジン「Unity 6」提供開始。マルチプレイゲーム開発を加速させる新機能など多数実装しつつ、安定性とパフォーマンスが大幅向上


ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは10月18日、ゲーム開発プラットフォーム「Unity 6」の提供を開始した。提供プランにより、無料およびサブスクリプション形式にて利用できる。

「Unity 6」は、ゲームエンジンとも呼ばれるゲーム開発プラットフォーム「Unity」の最新バージョンだ。前回のメジャーリリース版よりも、安定性とパフォーマンスが大幅に向上しているという。


「Unity 6」は、世界中の開発者とのパートナーシップにより構築、テスト、改良されて開発。これまで以上に迅速かつ効率的に、より優れたゲームの制作を可能にするとアピールされている。より高速なレンダリング機能、強力なライティングオプション、エンドツーエンドのマルチプレイヤーワークフロー、動的なAI機能、モバイルウェブランタイムのより強化されたサポート、マルチプラットフォーム制作のワークフローの改善などが特徴となる。

エンドツーエンドのマルチプレイヤーワークフローは新機能のひとつ。統合、イテレーション、デプロイメントをこれまで以上に確実かつ迅速におこなうことができ、マルチプレイヤーゲーム制作の簡素化につながるという。また、開発者がモバイルウェブをターゲットにできるツールであるワークロードをCPUからGPUに移行する新しいグラフィックス機能なども用意。社内外によるテストでは、CPUパフォーマンスが最大4倍向上したことが確認されたとのこと。このほか、レンダリング・ライティング・VFXの最新技術も投入されている。


「Unity 6」は公式サイトにて提供中。今後Unityは、長期的な製品およびエンジニアリングリソースを投入し、機能セットの拡充と新機能の提供をおこないながら、アップグレードの容易性と継続的な安定性を維持していくとしている。「Unity 6」の機能の詳細や提供プラン、また開発者向け学習リソースなどの情報については、公式サイトを確認してほしい。