お腹を空かせたゾンビに料理を作るVRゲーム『Dead Hungry』 Oculus Connect 3にプレイアブル出展決定
有限会社キュー・ゲームス(以下、キュー・ゲームス)は10月5日、PixelJunk VR第一弾タイトル『Dead Hungry』のティザートレイラーを公開し、同作をアメリカ・カリフォルニア州サンノゼで開催される「Oculus Connect 3」にプレイアブル出展すると発表した。
PixelJunkはキュー・ゲームスが開発するタイトルのブランド名で、これまでに『PixelJunk Shooter』や『PixelJunk Eden』などが発売されている。そして同ブランド初のVRタイトルになる『Dead Hungry』は、同社内で開催されたGameJamイベントでプログラマーのPepe氏とアーティストの大野氏を中心にしたチームにより生み出されたOculus Rift/Oculus Touch対応タイトルだ。今年7月に京都で開催されたインディーゲームイベントBitSummit 4thで初めて披露され、「POPULAR SELECTION AWARD/ユーザー賞」と「MEDIA HIGHLIGHT AWARD/メディア賞」の2冠に輝いた。
『Dead Hungry』では、どういうわけかゾンビ化した人々がお腹を空かせてフードトラックに群がってくる。シェフであるプレイヤーはトラック内にある食材(あるいは食材以外も)を調理してハンバーガーなどを作り、ゾンビの空腹を満たして人間の姿に戻してあげるのだ。空腹にたえきれなくなったゾンビに襲われるとゲームオーバーになるため、プレイヤーはさまざまな食材と調理器具をすばやく効率的に扱うタスク管理が要求される。ちなみに前述のBitSummitでは、本職のシェフの方にプレイしてもらったらテキパキした動きで上手かったという裏話が開発者からあり、実際の調理に近いプレイから、ティザートレイラー後半のように何でもありなプレイまで、懐の深いゲーム性を備えていることがうかがえる。
Oculus主催のVRデベロッパーカンファレンス「Oculus Connect 3」は現地時間10月5日から7日にかけて開催される。『Dead Hungry』のようにさまざまなVRゲームがプレイアブル出展されるほか、開発者によるワークショップなどが開催されVR技術の共有がはかられる。