“12日後に滅ぶ街”タイムトラベルRPG『Pathologic 3』発表。疫病に蝕まれる街で、過去にさかのぼり運命を変える
パブリッシャーのHypeTrain Digitalは10月8日、Ice-Pick Lodgeが手がけるRPG『Pathologic 3』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年配信予定。
本作は、医師となり謎の疫病が蔓延する街を救うことを目指す『Pathologic』シリーズの最新作だ。なお、前作『Pathologic 2』はリメイク・リブート作品であったため、本作は初めての本格続編という位置付けになる。
『Pathologic 3』の主人公は、首都出身の若き医師Daniil Dankovskyだ。前作に登場した今は亡き医師Isidor Burakhに招かれ、辺境の小さな街に滞在している。この街に蔓延する謎の疫病を食い止めることが目的である。ただし疫病により街が滅びるまで、残された時間は12日間しかない。
本作にてプレイヤーは、患者を診察して症状を調査し治療する。また街を探索しながら、汚染された通りを浄化したり、もはや救いようのないものを燃やしたりして、疫病の拡大に対処することも求められる。なお前作では、主人公の各種ステータスを管理するサバイバル要素やバトル要素が存在したが、現時点では発表などでそれらへの言及はなく、本作にも引き継がれるのかどうかは不明である。
本作での新要素の目玉としては、タイムトラベルシステムが存在する。ゲーム内で発生する重要なイベントをやり直すことができるシステムで、未来を訪れてイベントの結果を確認し、何か過ちを犯していた場合に、過去に戻ってイベントをやり直すことができるという。どのようにして時間を旅できるのか詳細はまだ明かされていないが、トレイラーには映写機のようなものが示唆的に登場している。街を救うために残された時間は12日間であるが、同システムによって物語を再構築できるとのこと。
このほか、街にて任意の規則を導入できる要素も存在する。たとえば検疫をおこなったり、住民にワクチンを大規模接種させたり、あるいは住民が所持する薬を没収したり、夜間に外出禁止令を出したりなどが可能。その選択により展開が変化し、場合によっては住民から嫌われることもあるという。
『Pathologic 3』は、PC(Steam)向けに2025年配信予定だ。