ホラー映画「呪詛」のゲーム版、Steamにて体験版配信開始。奇妙な信仰をもつ不穏な村での怪奇、好評ホラー『女鬼橋』開発元が手がける

SOFTSTAR ENTERTAINMENTは10月3日、『呪詛』の体験版の配信を開始した。ホラー映画「呪詛」のゲーム化作品だ。

SOFTSTAR ENTERTAINMENTは10月3日、『呪詛』の体験版の配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語字幕表示に対応している。

本作は、2022年7月にNetflixより国内向けに配信されている台湾産のホラー映画「呪詛」のゲーム化作品だ。映画「呪詛」は日本版Netfixの週間映画ランキングで当時1位を獲得するなど話題を呼んだ。ゲーム化に当たっては、映画版の監督を務めたケヴィン・コー(Kevin KO)氏がポストで発表したことで話題となった(関連記事)。

※ 映画「呪詛」の予告編

映画「呪詛」は、奇妙な信仰を持つ村で禁忌を破ってしまった女性とその娘に次々と襲い掛かる恐ろしい出来事を描いた作品であった。一方体験版を遊ぶ限り、ゲーム版『呪詛』では女性が生き別れた娘を探しているところから物語が始まるなどストーリーに多少の差はあるようだ。因習を抱えた村の不穏な雰囲気や、不気味な文字や文様により執り行われる儀式の得体の知れなさなど、「呪詛」の核となる要素は共通している。

ゲーム版は一人称視点型の3Dアドベンチャーホラーゲーム。追手から逃げるアクション的要素やパズル的要素も存在するものの、体験版の範囲では基本的には探索をメインとした作りとなっている。排他的な村の雰囲気や誰を信じてよいのかわからない登場人物や、探索中に手に入るメモなどから暗示される村の異様な因習なども確認可能。クリアまで45分程度のボリュームであった。


本作を手がけるSOFTSTAR ENTERTAINMENTは過去にホラーゲーム『女鬼橋』シリーズを開発してきたスタジオだ。シリーズ2作を通してSteamユーザーレビューで「非常に好評」ステータスを獲得するなどホラーゲーム開発には定評がある。また、SOFTSTAR ENTERTAINMENTは台湾に本拠地を置いており、本作に登場する村が持つ生々しいまでの生活感は、台湾の文化に理解が深い開発陣ならではのものだろう。

ゲーム版『呪詛』の体験版はPC(Steam)にて配信中。発売時期は未定、日本語字幕表示に対応している。

Daijiro Akiyama
Daijiro Akiyama

ゲームをすることと、ゲームの話をしたり聞いたりすることが同じぐらい大好きです。

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