だまし合い極限ギャンブル対戦ゲーム『Liar’s Bar』Steamにて人気ぐんぐん上昇中。最大4人で嘘つきを見破る心理戦、負けたプレイヤーには“死”が待ち受ける


デベロッパーのCurve Animationは10月2日、マルチプレイテーブルゲーム『Liar’s Bar』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく人気となっている。

本作は、最大4人でのオンライン対戦を楽しめるテーブルゲームだ。ブラフを駆使することが前提の心理戦が繰り広げられ、負けたプレイヤーには最終的に死が待っている。


『Liar’s Bar』には複数のゲームが収録され、現時点では「Liar’s Deck」と「Liar’s Dice」の2種類が実装済み。正式リリース時には計4種類に増える予定となっている。プレイヤーは、動物モチーフのキャラクターから自分のアバターを選択し、雰囲気あるパブのテーブルについて、2〜4人で対戦する。

Liar’s Deckは、トランプを使ったゲームだ。ゲームが開始されると、まずテーマとなる絵札の種類(キングやクイーンなど)が設定され、各プレイヤーにトランプの絵札がランダムに5枚ずつ配られる。そして順番に、手札の中から任意の絵札を選択して、裏向けにテーブルに出していく。出すカードはテーマと同じ絵札である必要があるが、嘘をついて別の絵札を出すことも可能だ。

プレイヤーは、前のターンのプレイヤーが嘘をついていると感じれば、指摘することができる。指摘すると出されたトランプを確認でき、実際にテーマの絵札と異なれば成功、同じであれば失敗だ。そして嘘が見破られた、あるいは指摘が間違っていたプレイヤーは、リボルバーでロシアンルーレットをおこなう。弾倉には1発だけ銃弾が装填されており、引き金を引いて生き残ることができればそのゲームに残って続行できるが、発射されると死んで脱落となる。


もうひとつのLiar’s Diceは、サイコロを使ったゲームとなる。各プレイヤーには5つのサイコロとカップが用意され、ゲームが開始されると伏せたカップの中でサイコロをシャッフル。自分のサイコロの出目は自分だけが確認できる。そして全員の合計として、どの目のサイコロがいくつ出たかを予測して順番に入札していく。この際には、前のターンで入札された目の数字か出目の個数のどちらかから、数値を増やして入札しなければならない。

そして、前のターンのプレイヤーの入札が誤りだと感じた場合には、やはり指摘が可能。全員の出目を確認し、実際に合計が間違っていれば指摘成功、合っていれば失敗だ。指摘が失敗した、あるいは入札の間違いが判明したプレイヤーは毒の入ったボトルを飲み、計2回飲むと死亡しゲーム脱落となってしまう。


本作は、10月2日にPC(Steam)にて早期アクセス配信が開始。同時接続プレイヤー数を確認してみると、これまでのピーク時には約2300人に達した(SteamDB)。オンラインマルチプレイを前提とした作品ということもあってか、なかなかの人気ぶりである。そしてユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約220件のうち93%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。

レビューでは、シンプルなルールで理解しやすく、またブラフを上手く駆使できるようになると、ゲームにさらに深みがもたらされることなどが好評。その点では、Liar’s Deckの方が比較的人気のようだ。また、状況に応じてキャラクターにリアクションさせることができ、ユニークかつリッチなビジュアル面も評価されている。一方で不評レビューではないものの、まだコンテンツが少ないことや、いくつかのバグの存在などの改善点を指摘する意見も聞かれる。


本作の早期アクセス配信は6か月間ほど続けられる見込み。今後さらに開発が進められるなかでは、「Liar’s Poker」と「Liar’s Roulette」という2種類のゲームが追加予定。また、プレイヤーキャラクターおよびそのカスタマイズ機能の追加、報酬システムやランキング機能の導入、グラフィックの改善や最適化などもおこなわれる。コミュニケーション機能の拡充も予定されており、開発元によるとボイスチャット機能の追加を検討しているそうだ。

『Liar’s Bar』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。リリース記念セールとして、10月10日までは15%オフの680円(税込)で購入可能となっている。