約13年間運営された「ザ・シンプソンズ」の都市建設ゲーム『The Simpsons: Tapped Out』来年1月24日にサービス終了へ。長寿人気作品の歴史に幕


Electronic Artsは9月27日、都市建設ゲーム『The Simpsons: Tapped Out』を海外時間2025年1月24日にサービス終了させると発表した。本作は2012年にiOS版が、2013年にAndroid版が配信開始された作品で、約13年もの運営期間を経て終息することになる。

本作は、アニメ「ザ・シンプソンズ」の世界観をもとにした基本プレイ無料の都市建設ゲームだ。原子力発電所に勤務するホーマーが、ゲームに夢中になってサボっていたことでメルトダウンが発生。これによりスプリングフィールドの街がすべて吹き飛んでしまい、プレイヤーは街の再建をおこなう。


『The Simpsons: Tapped Out』では、ガレキを片付けながらリソースを入手し、建物を購入してマップに配置・建築。また、「ザ・シンプソンズ」のキャラクターたちを街に呼び込んだり、道路や川、その他装飾品を配置したりすることもできる。そしてクエストをこなしながら、住民から税金を徴収したり、クイックEマートを通じたビジネスをおこなったり、また住民たちを管理しながら、街をさらに発展させていくのだ。

本作は2012年にリリースされ、高い評価を獲得。そしてその後も継続的にアップデートが配信され、イベントも実施。これまでに計308回のアップデートがおこなわれ、831体ものキャラクターが追加されてきた。しかし今回、海外時間2025年1月24日をもってサービス終了となることが発表された。理由については明らかにされていない。公式Facebookアカウントを通じた突然のサービス終了発表に対しては、残念がる声やゲーム内での楽しかった思い出など、約5000件ものコメントが寄せられている。


本作は、海外時間10月31日に各アプリストアでの配信が終了する予定。そして、海外時間2025年1月24日をもってサーバーが停止されプレイ不可となるが、ユーザーはそれまでプレイ可能だ。サービス終了までの期間には、過去に配信されたコンテンツの再登場などが予定されているとのこと。詳細は公式FAQを参照してほしい。

なお、ゲーム内課金機能は今回の発表にあわせて削除された。本作の課金要素であった、プレミアムアイテムと交換できるドーナツについては、ゲーム内通貨から変換できるようになる模様であるが、現在その機能に問題が発生しているそうで、修正対応が完了するまで一時的に無効にされている。

『The Simpsons: Tapped Out』は、Androidおよび海外iOS向けに基本プレイ無料にて配信中。そして海外時間2025年1月24日にサービス終了予定だ。