『ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄』の発売日が2025年1月30日に決定、Steam版は春。死者の魂を憑依させて戦う「やりたい放題」なSRPG


日本一ソフトウェアは9月26日、『ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄』のプレスカンファレンスを開催した。同プレスカンファレンスでは、本作のPS5/PS4/Nintendo Switch版の発売日が2025年1月30日に決定したことが発表された。なお、PC(Steam)版の発売時期は2025年春を予定している。

『ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄』は、2004年に発売された『ファントム・ブレイブ』の完全新作となるシミュレーションRPGだ。死者の魂(ファントム)を物体に憑依させる能力(コンファイン)を持つ少女のマローネが前作から引き続き登場する。マローネは相棒であるファントムのアッシュと一緒に暮らしていたが、幽霊船の船団「船喰い」の襲来で2人は離れ離れになってしまった。


アッシュとの再会を期するマローネはファントムの少女アプリコと出会う。アプリコの父はかつて「船喰い」を倒したこともある「アルジェント海賊団」の船長だが、現在は行方不明。船長の不在で「アルジェント海賊団」は以前の力を失ってしまった。行方不明の父との再会を望むアプリコに協力を申し出たマローネは、「船喰い」に対抗するために解散寸前の「アルジェント海賊団」を成長させていく。

 


「やりたい放題RPG」を公称する本作のバトルシステムは前作を踏襲しており、フィールド上のあらゆる物体に仲間キャラクターのファントムをマローネが憑依(コンファイン)させていくのが大きな特徴だ。岩に憑依させれば防御力が高くなる一方で落ちている武器に憑依させれば攻撃力が高くなるなど、どの物体に憑依させるかによって出撃ユニットの性能が変わる。

マローネ自身に味方のファントムを憑依させる「絆コンファイン」が、本作で新たに実装された。絆コンファインを発動することでマローネのステータスが大幅に向上し、戦況を一変させるような強力な技も使用可能になる。また、絆コンファイン中には連続で行動できる「ワンモア」が発生することがあり、一気に相手を壊滅状態にすることもできるようだ。

絆コンファインを発動すると、マローネの外見が相手キャラクターの特徴を反映したものへと変わる。マローネとアッシュでの絆コンファイン時の姿をはじめ、マローネとアプリコによる絆コンファイン時の姿などが公開された。

 

 


『ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄』は、東京ゲームショウ2024に試遊出展される。TGSのために用意された専用ステージをプレイできる。試遊特典などの詳細は公式サイトを参照してほしい。東京ゲームショウ2024の一般公開日は9月28日と9月29日の2日間となっている。

また、本作が今後予定しているスケジュールをまとめたロードマップが公開された。2004年10月19日~10月20日に岐阜県各務原市で開催される「全国エンタメまつり」に本作が試遊出展されるほか、11月には東京での大規模なゲーム体験会イベントを予定している。さらに、2024年内に本作の体験版が配信されることも発表された。

PS5/PS4/Nintendo Switch版の発売日である2025年1月30日以降は、日本一ソフトウェアの人気作品からさまざまなキャラクターが参戦するDLCを配信予定。『BAR ステラアビス』から「サマヨイ」が、『嘘つき姫と盲目王子』から「姫」がプレイアブルキャラクターとして登場することが発表された。

 

 


ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄』は、PS5/PS4/Nintendo Switch版が2025年1月30日に発売予定。PC(Steam)版の発売時期は2025年春を予定している。通常版の価格は7920円(税込)。2枚組のサウンドトラックCDやA5サイズで全40ページの設定資料集などを同梱する初回限定版の価格は1万978円(税込)となっている。