任天堂は9月19日、株式会社ポケモンと共同で、ポケットペアに対し特許権の侵害訴訟を東京地方裁判所に提起したと発表した。発表によれば『Palworld / パルワールド』（以下、パルワールド）が複数の特許権を侵害している、としている。
『パルワールド』は、モンスター収集オープンワールドサバイバルクラフトゲームだ。舞台となるのは、不思議な生き物パルたちの暮らす島。プレイヤーはさまざまな能力をもつ野生のパルたちをパルスフィアによって捕まえ、彼らの能力を活かして島での日々を過ごしていく。同作は1月にSteam/Xbox向けに早期アクセス配信開始。新規IPながらもSteam版だけで2月時点で1500万本を売るなど、異例の大ヒットタイトルとなった。
任天堂は『パルワールド』が複数の特許権を侵害しているとして、侵害行為の差止及び損害賠償を求めていると告知。『パルワールド』はかねてから『ポケモン』との類似性が指摘されていた。しかしながら今回、任天堂および株式会社ポケモンは、著作権や商標権といった領域ではなく、「特許権」を争点に訴訟を起こしたことになる。任天堂側は、侵害行為の差止及び損害賠償を求めている。ポケットペアがどのような反応をするのか、注目されるところだろう。
