『Jotun』のThunder Lotus Gamesが新作『Sundered』を発表。自動生成ダンジョンのアクションホラー・メトロイドヴァニア

カナダ・モントリオールのインディースタジオThunder Lotus Gamesは9月26日、『Jotun』に続く新作『Sundered』を発表した。プラットフォームはPC(Windows/Mac/Linux)とPlayStation 4で、2017年発売予定。

カナダ・モントリオールのインディースタジオThunder Lotus Gamesは9月26日、『Jotun』に続く新作『Sundered』を発表した。プラットフォームはPC(Windows/Mac/Linux)とPlayStation 4で、2017年発売予定。

荒廃した世界を放浪するEshe。絶えず変化し続ける薄気味悪い洞窟に迷い込んだ彼女は、人間性を犠牲にしつつ、遺物の力を借りて巨大な敵に立ちむかう。

Thunder Lotus GamesのCEO/クリエイティブ・ディレクターであるWilliam Dube氏がPlayStation.Blogに投稿した内容によると、『Sundered』は手描きによるアートワークや壮大なボス戦といった、前作『Jotun』で成功した要素を受け継いでいる。一方、『Jotun』での反省点をふまえ、ゲーム内でのプレイヤーの選択により意味を持たせ、深みがあり何度でもプレイできるゲーム性を加えた。具体的には『ローグ・レガシー』や『スーパーメトロイド』のような、リプレイ性の高いメトロイドヴァニアを目指している。プレイするたびに変化するダンジョンを探索し、人間性と狂気の狭間で、襲いくるおぞましい敵の数々と戦うアクション・ホラーゲームだ。そのダークな世界観は、クトゥルフ神話の創始者ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの著作から大きな影響を受けているという。

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高いリプレイ性を支えるダンジョンは、プロシージャル技術で自動生成される。近作では『No Man’s Sky』や『We Happy Few』などで使われている技法だ。その他、シングルプレイゲームである事や、トレードオフ要素のあるアビリティの存在、複数のエンディングが収録されるといった情報が現時点で公開されている。

プロシージャル技術は、うまく扱わないとゲームから独自性を削いでしまう危険性があるため、ゲーマーの間でも本作の判断に関してさっそく議論が起きているようだ。今回公開されたトレイラーでは、レベルデザインという観点からプロシージャル技術がうまく機能しているかどうかはまだはっきり分からない。しかし、ダイナミックなバトルやアクションは、続報を期待させるには十分だ。

日本国内での展開についてThunder Lotus GamesのRodrigue Duperron氏にうかがったところ、次のように話してくれた。「『Sundered』を日本で発売することを現在検討しています。Ska Studiosの『Salt and Sanctuary』が日本で成功したと聞いていますので、『Sundered』も同じように日本の市場に受け入れられるか興味があります。」

【UPDATE 2016/9/28 10:15】 日本国内での展開に関するThunder Lotus Gamesのコメントを追記しました。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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