Nintendo Switch『魔物娘と不思議な冒険2』、担当者が豪快に割引率をミスする。今回のみ破格の80%オフでセールへ
わくわくゲームズは8月26日、Nintendo Switch版『魔物娘と不思議な冒険』シリーズの値引き率設定を誤ったと懺悔した。しかし現在は開き直り、セール露出として宣伝に励んでいるようである。
『魔物娘と不思議な冒険』シリーズは、魔物娘たちとランダム生成ダンジョンを攻略する、ターン制のローグライクRPGである。本作の舞台は、魔物娘たちが存在する世界だ。プレイヤーは主人公を操作し、ストーリーの進行にあわせてダンジョンへ挑む。本作はジャンルとしては、「不思議のダンジョン」風ローグライクゲームと称されており、基本的な部分においてはローグライクのシステムに則っている。独自の要素としては、敵や登場キャラクターの大半が魔物娘である点が挙げられるだろう。
『魔物娘と不思議な冒険』にはシリーズとして1と2が存在し、国内の個人ゲーム開発者ねことかげ氏が開発。PCなどで展開されたのち、わくわくゲームズと共にNintendo Switch版をリリースしていた。そこでわくわくゲームズがNintendo Switch版のセール対応をしたのだろう。しかしながら、1作目と2作目のセール設定を誤ったようだ。ニンテンドーeショップを見たところ、価格は以下のようになっている。
魔物娘と不思議な冒険~力の宝珠と帰還の塔~(ストアリンク)
定価 2980円→2086円(30%オフ)
魔物娘と不思議な冒険2 ~2人の王と紡がれし約束~(ストアリンク)
定価 2980円→596円(80%オフ)
セールといえば通常は旧作がオフ率高く、新作がオフ率控えめに設定されるはず。しかし今回の場合は逆である。定価が3000円と小規模開発タイトルにしてはしっかりとした定価がついているので、よりお得さが際立つだろう。
パブリッシャー側が値付けミスをしたとなれば、隠したいところ。しかしわくわくゲームズはわかりやすいセール画像を作って、今回のセールを集客へとつなげている。開発者のねことかげ氏も、困惑しながらもセール告知をしており、「単なるミス」で終わらなさそうなところが興味深い。販売・開発共に足並みは揃っているものの、わくわくゲームズは開発者にお詫びしており、本当にミスをしたのであれば、今後の関係性がちょっぴり心配である。
『魔物娘と不思議な冒険~力の宝珠と帰還の塔~』『魔物娘と不思議な冒険2 ~2人の王と紡がれし約束~』Nintendo Switch版は、現在セール中である。