大人気研究施設サバイバル『Abiotic Factor』大型アプデで2種類の新規エリア実装。「釣り」やアイテム、システム面にも新要素てんこ盛り

Deep Field Gamesは8月13日、サバイバルクラフトゲーム『Abiotic Factor』向けに大型アップデート「Crush Depth」を配信開始した。新規エリアなどさまざまな新要素が実装されている。

デベロッパーのDeep Field Gamesは8月13日、サバイバルクラフトゲーム『Abiotic Factor』向けに大型アップデート「Crush Depth」を配信開始した。本作はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。

本作は、1990年代SF風の世界観をもつサバイバルクラフトゲームだ。ソロプレイおよび最大6人でのオンライン協力プレイにて楽しむことができ、ゲーム内は日本語表示に対応している。


『Abiotic Factor』にてプレイヤーは、とある秘密研究所に取り残された職員となり、サバイバルしながら施設からの脱出を目指す。地下深くに存在するその研究所では、科学実験の失敗により超自然生物が異次元からポータルを介して現れ、またオーダーと呼ばれる秘密軍事組織などの敵が侵入。職員は大きな脅威に晒された状態にある。

プレイヤーキャラクターには、それぞれ特徴の異なる複数のクラスが用意され、獲得したポイントを割り振って追加的な特性を習得させることが可能。サバイバルにおいては、空腹度や喉の渇き、体温などのほか、睡眠や排泄欲といったステータスの管理も求められる。そして施設内を探索し資源を集めて、武器・防具などの装備品やツール類、あるいは乗り物や拠点を作りつつ、生き残りを懸けて戦うのだ。


今回配信された、本作として最初の大型アップデート「Crush Depth」では、まずセキュリティ(Security)および水力発電(Hydroplant)に関する新たな区画が追加。これらの区画では新規の敵が登場するほか、資源についても新たなものを発見できるという。開発元は、プレイヤーには先入観なく探索してほしいとして、これ以外の詳細については明かしていない。

水の存在するエリアがいくつか追加されたことに伴い、釣りシステムが導入されている。釣竿をクラフトし、餌をつけて釣り糸を垂らすことで魚を釣ることが可能だ。水の種類によって釣れる魚の種類も異なり、釣りスキルを上げることによって、凶暴な魚を釣ることもできるようになるとのこと。釣った魚は調理して料理にできる。

温度に関するシステムは、いちから作り直されたという。たとえばプレイヤーの耐寒性あるいは耐熱性が高まった際には、温度計にその許容範囲が反映されるといったように、状況を把握しやすくなっている。周囲の天候に関する情報表示も改善された。

アップデートではこのほか、新たな武器や装備品などのアイテムも追加。この中には、水泳用の装備やジェットパック、レーザー武器、SUV車両、あるいはカーボン製の保管箱や橋、“ポータルトイレ”といったものも含まれる。また、スキルレベルの上限が15に引き上げられている。アップデートの詳細はパッチノートを確認してほしい。

*開発者による「Crush Depth」解説映像。ややネタバレあり。

本作は、PC(Steam)向けに今年5月3日に早期アクセス配信が開始。本稿執筆時点で、Steamユーザーレビューには約1万1000件が投じられ、その内の96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。8月7日には売り上げ60万本に達している。本作の同時接続プレイヤー数は、ここしばらくは2000人前後で推移していたが、今回の大型アップデート「Crush Depth」の配信を受けて大幅に増加。これまでにピーク時には約1万人に達し、ローンチ直後に次ぐ大きな盛り上がりを見せている(SteamDB)。

『Abiotic Factor』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。なお、次期大型アップデート「Dark Energy」は、現時点ではハロウィン(10月末)の時期に予定されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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