麻雀ローグライク『Aotenjo』体験版配信開始。『Balatro』から影響、牌で役を作りアイテム発動コンボで点数青天井ゲーム

デベロッパーのXO Catは8月4日、デッキ構築型麻雀ローグライクゲーム『Aotenjo』の体験版を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

デベロッパーのXO Catは8月4日、デッキ構築型麻雀ローグライクゲーム『Aotenjo』の体験版を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

本作は、麻雀の役を作りながらスコアを獲得し、各ステージの突破を目指す作品だ。『幸運の大家様』や『Monster Train』『Slay the Spire』などのほか、スコアペースのゲームプレイについては特に『Balatro』から影響を受けて開発中とのこと。


『Aotenjo』にてプレイヤーは、デッキから引いた15枚の麻雀牌の中から任意の牌を選択し、役を作ってステージの目標スコア以上を稼ぐことを目指す。適当な牌がない場合は、回数制限はあるが、不要な牌を選びデッキから新たな牌を引いてくることが可能。なお最終的に出来た役の点数ではなく、役を作る過程でスコアが加算されていくシステムとなっている。

基本的なゲームプレイの流れとしては、デッキから引いた牌の中から、ターンごとに1つの面子と1つの雀頭を選択する。面子とは、1・2・3のように数字が順に並ぶ順子や、5・5・5といった同じ数牌もしくは字牌を3つ揃えた刻子、あるいは4つ揃える槓子のこと。雀頭は、同じ牌2つの組み合わせである。

そして最終的に4つの面子と1つの雀頭を作った時点で、ステージの目標スコア以上を獲得できれば次のステージに進み、獲得できなければゲームオーバーだ。なお、雀頭に関しては選択するたびに新たなものに置き換えられる。なぜ毎ターン雀頭を選ぶ必要があるのかについては、麻雀のさまざまなルールにおいて、雀頭にあたるものが重要な要素になっているためだと開発元は説明している。ともあれスコアを獲得するうえで、毎回何を選択するのかは大事な部分である。


本作のスコアシステムについては、面子と雀頭を選択すると、それぞれの牌に設定された基本スコアの合計を、選択した牌の組み合わせによって算出される倍率でかけた数字がスコアとして計上。そして次ターンでまた面子と雀頭を選択すると、先に選んだ面子も含むかたちで、さらにスコアが加算されていく。

ステージクリア時には報酬を使って、アーティファクトやガジェットをランダムに提示された中から購入できる。アーティファクトは、選択した牌の組み合わせや種類などによって、上述した基本スコアや倍率を引き上げることができるアイテムで、最大6つまで装備可能。一方のガジェットは、任意の牌の種類や数字を変えるなどできる、使い切りのアイテムだ。

できるだけ多くのアーティファクトのコンボが発動できるような牌を選択し、そのためにガジェットも活用することで、スコアはどんどん倍増していく。上手く使いこなすことができれば、ステージの目標スコアをはるかに超えるスコアを叩き出すことも可能である。本作にはこのほか、特殊な効果をもつ牌をデッキに加えたり、ステージ固有の設定として牌に特定の効果が発動したりといった要素も存在する。


今回配信された体験版では、初心者向けおよび標準のデッキが収録され、エンドレスモードにて本作の基本的なゲームプレイを楽しむことができる。なお、現時点では日本語表示に対応しておらず、日本式のルール・呼称とは異なる部分もある。製品版では、日本式の麻雀をベースにしたモードも収録されるそうだ。また、ゲームプレイに変化を与えるイベントや、提示された牌での最高スコアを目指すパズルモードの実装、Mod対応なども計画されている。

『Aotenjo』は、PC(Steam)向けに2024年第4四半期に配信予定。そして体験版は現在配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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