食器棚や掃除機とロマンスできる恋愛シム『Date Everything』発表。自宅にあるもの何でも擬人化、会話を重ねて関係を育む

パブリッシャーのTeam17は7月26日、Sassy Chap Gamesが手がける恋愛シミュレーションゲーム『Date Everything』を発表した。

パブリッシャーのTeam17は7月26日、Sassy Chap Gamesが手がける恋愛シミュレーションゲーム『Date Everything』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|Sで、配信時期は未定。

本作は、家中にある“モノ”との恋愛を楽しめる作品だ。主人公は、デートアクティベーターと呼ばれる魔法のメガネを通じて、あらゆるモノを擬人化して見ることができ、そのうえで彼らと仲良くなれる。

『Date Everything』の主人公は、カスタマーサービスの博士号を苦労して手に入れるも、仕事をAIに奪われてしまい、悲しみに暮れプライドもズタズタに。そんなある日、見知らぬ人物から悲しみを癒やす贈り物として、デートアクティベーターが届く。プレイヤーは、その魔法のメガネをかけた主人公となり、自宅にあるモノとの恋愛を楽しむこととなる。

擬人化されて登場するモノのキャラクターはあわせて100体。デートアクティベーターを通じては、冷蔵庫や掃除機、ベッド、火災報知器、ピアノ、洗濯カゴなどのほか、家の空気までもが擬人化され、主人公の恋愛対象になるという。擬人化されたキャラクターは、それぞれ元のモノをモチーフにした衣装を身にまとっている。


本作のゲームシステムはまだ不明な部分が多いが、公開されたトレイラーでは見つめた先にある食器棚にハートを送ると、その食器棚がイケメン男性に擬人化されて現れるシーンがある。また、画面右上にはハートのゲージが確認でき、何かイベントをこなしてあらかじめハートを溜めておく必要があるのかもしれない。

擬人化されたキャラクターたちとは、返答を選択しながら会話を交わすことが可能。そのなかで物語が展開・分岐していき、やがて主人公との関係性が構築されていく。必ずしも恋人になるだけでなく、友人関係であったり、逆に嫌われたりすることもあるという。複数の擬人化キャラクターとの関係も描かれるようだ。こうしたシステムにより、本作は何度も楽しめる作品であるとアピールされている。


本作の開発元Sassy Chap Gamesは、アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置くスタジオだ。日本の著名タイトルを含むゲームやアニメなどに携わる、3人のベテラン声優によって設立されたという珍しい背景があり、デビュー作である本作では、名のある声優たちも参加してのフルボイス対応がおこなわれるそうだ。

『Date Everything』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S向けに開発中。配信時期は未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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